英紙が豪州戦のハリルJを「弱者の戦いを選択」と指摘 攻撃面で“消えた”香川と本田にも言及

1-1に終わったアジア“頂上決戦”で、日本代表MF陣の献身性を高く評価

 バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、11日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦に守備的なスタイルで臨み、敵地での一戦を1-1のドローで終えた。日本でもこの戦いぶりに賛否両論が起きているなか、英紙「ガーディアン」もアジアトップクラスの一戦に注目。「オーストラリアはとても慎重な日本に頭を痛められた」とのタイトルで報じつつ、MF香川真司(ドルトムント)、FW本田圭佑(ACミラン)の攻撃面での貢献が少なかったことを指摘している。

 アンジェ・ポテスコグルー監督率いるオーストラリア代表は、以前のフィジカル重視のサッカーからの脱却を図り、ボールを支配することを重視したスタイルを標榜。日本戦を迎える時点で、最終予選グループBで2勝1分の成績を残していた。しかし同紙によると、そのスタイルには“低迷”、“低精度のポゼッション”、“ボールを回すのが遅すぎ”という批判もあったという。

 そのなかで迎えたホームの一戦、特に前半は日本に苦しめられたと記している。

 「アウェーチームのサムライブルーは非常に規律が高く、組織的なプレーをしたことによって、オーストラリアは特に批判されている。数えきれないポゼッションをしたオーストラリアだが、あまりにも簡単にボールを奪われた。日本は特に主将のマコト・ハセベら5人の選手がコンパクトな中盤を形成し、相手に時間とスペースを与えなかった」と、MF長谷部誠(フランクフルト)らの献身性を評価している。

 

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