新体制の浦和は今後も動く? 土田SD&西野TDが示唆「編成が完了したとは言えない」

2023年から浦和で戦う選手たち【写真:轡田哲朗】
2023年から浦和で戦う選手たち【写真:轡田哲朗】

ユンカーが名古屋、江坂が韓国へ移籍 興梠と荻原がレンタルから復帰

 浦和レッズは1月6日に新体制発表会見を実施。土田尚史スポーツ・ダイレクター(SD)や西野努テクニカル・ダイレクター(TD)は、選手の入れ替わりが現時点で終了していないことを示唆している。

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 浦和は昨季までの2年間を率いたリカルド・ロドリゲス監督が退任し、マチェイ・スコルジャ監督が就任した。選手たちも入れ替わりがあり、主力クラスではデンマーク人FWキャスパー・ユンカーが名古屋グランパスへ期限付き移籍、MF江坂任の蔚山現代(韓国)への完全移籍が決定。また、ジュビロ磐田に期限付き移籍をしていたFW杉本健勇は完全移籍が発表された。さらに、若手選手の育成型を含む期限付き移籍も発表されている。

 一方で、FW興梠慎三がコンサドーレ札幌から期限付き移籍を終えて復帰。さらに京都サンガF.C.からはDF荻原拓也が復帰し、ロアッソ熊本からはFW髙橋利樹を完全移籍で獲得。また、大分トリニータからGK吉田舜が加入し、ユースチームからはMF堀内陽太が昇格した。

 土田SDは3年計画を終えての次の段階について「2020年に3年計画を立ち上げた。コンセプトと結果を出すと。結果から申し上げると、コンセプトの浸透がなかなか進まない現実、結果も3年目にリーグ戦で9位と振るわなかった。一方でACL(AFCチャンピオンズリーグ)は決勝まで進み、今シーズンにACLのファイナルを戦う準備はできた。コンセプトを大事にしてチームスタイルを掲げてチームを作ってきた。これを引き続き継続して、攻撃的で魅力のあるチームを作りたい」としたうえで「選手の編成はまだ引き続き、ウインドーが開いている限り行っている」と話している。

 また、西野TDも「ウインドーの開いている限りは(選手が)出ていく可能性も入っていく可能性もある。編成が完了したとは言えない」と、放出の可能性にも言及した。この日が新体制で初のトレーニングだった浦和だが、それについては非公開となっていた。

 今後、浦和は沖縄県でトレーニングキャンプを行う予定になっている。世界的にも1月に移籍市場が開いているリーグが多いため、そうした交渉も含め浦和の陣容はまだ変化の可能性を残している模様だ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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