欧州王者と南米王者の市場価格差は852億円!? “世界最高額クラブ”撃破の番狂わせなるか

両軍の差は852億円、36.5倍と圧倒的

 ドイツ情報サイト「transfermarkt」によれば、所属選手の総推定市場価格はレアル・マドリードの7億6900万ユーロ(約876億円)に対して、アトレティコ・ナシオナルは2100万ユーロ(約24億円)。前者のそれは世界最高額であり、後者は南米クラブトップ5にも届いていない。あくまで移籍市場における推定価格ながら、両チームの差は852億円、実に36.5倍と圧倒的な違いが見て取れる。

 アトレティコ・ナシオナルはリーグ優勝15回、コパ・リベルタドーレス優勝2回と実績十分の名門だが、チームの総推定市場価格に関してはリーグ優勝32回、UEFAチャンピオンズリーグ(前身大会を含む)優勝11回を誇る“銀河系軍団”レアルがはるかに上回る。

 また、選手個々の“最新推定市場価格”に目を向けても、両クラブの差は歴然としている。レアル・マドリードのトップ3はFWクリスティアーノ・ロナウドの125億3300万円、FWギャレス・ベイルの102億5400万円、MFハメス・ロドリゲスの79億7500万円と、世界有数のアタッカーが並ぶ。

 一方のアトレティコ・ナシオナルは、エースFWミゲル・ボルハが1億4500万円、MFマクネリー・トーレスとMFアレハンドロ・ゲラが9600万円と続く。チーム内トップ3を比較しても、レアルの307億6200万円に対して、アトレティコ・ナシオナルは3億3700万円。100倍近くの開きがあり、タレント力の差も如実だ。

 もっとも、2006年大会では南米王者のインテルナシオナル(ブラジル)が、前シーズン二冠のバルセロナ(スペイン)に1-0と勝利し、下馬評を覆す番狂わせを演じた。果たして、今大会もジャイアントキリングは起こるのか――。

今大会、両大陸王者はともに準決勝から出場し、勝ち上がれば12月18日の決勝戦(横浜国際総合競技場/19時30分キックオフ)で激突する。

 

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