C・ロナウド、サウジ行きは“既定路線”と海外指摘 年俸280億円、W杯招致アンバサダー就任案も浮上

現在未所属のクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】
現在未所属のクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】

マンUと契約解除、現在無所属のスターにサウジ行きが浮上

 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、先日のカタール・ワールドカップ(W杯)開幕直前にイングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドと契約解除に合意。サッカー界のスター選手が無所属でW杯を戦うという衝撃の事態となったが、スペイン紙「マルカ」は現役引退後の超高額報酬と仕事もセットでのサウジアラビア行きが既定路線だと報じている。

 ロナウドに対しては、サウジアラビア1部アル・ナスルが獲得オファーを投じているとされる。経済的なルールを守るために、最大3人の選手を放出してロナウド獲得に備える手順も進んでいるとされた。そのうえで、ロナウドには年明けから2年半契約で年俸2億ユーロ(約280億円)という途方のない金額が提示されているという。

 しかしながら、この選手契約に対する年俸は氷山の一角だという。サウジアラビアがエジプト、ギリシャとの共催で招致活動を行っている2030年W杯のアンバサダーに就任することも国家的プロジェクトの一部としてセットになり、そこでは選手としての報酬以上の金額がサウジアラビア国家から支払われる見込みだとしている。

 同紙では、ロナウドの契約について「サウジアラビアと2030年までの契約」としたうえで、「ヨーロッパのサッカーに居場所を見つけられず、この移籍はエリートレベルのサッカーに別れを告げることを意味する」とも評した。

 W杯では準々決勝でモロッコ代表に敗れて姿を消したが、決勝トーナメントに入ってからの2試合では代表チームでもスタメン落ちの屈辱を味わっていた。その際に取った悔しさを表に出した行動や言動もまた批判の対象になっていたロナウドだが、サウジアラビアで超高額報酬を得てキャリアの最後を過ごすことになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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