J2徳島「非常にスペイン的」と現地紙が言及 指揮官の系譜に着目「深い関わりを持っている」
久保が在籍するレアル・ソシエダと育成業務提携を締結
J1徳島ヴォルティスは12月19日、日本代表MF久保建英が所属するスペイン1部レアル・ソシエダと育成業務提携の締結を発表。ラ・リーガのクラブと関わりを深めているなか、スペイン現地紙は徳島に脚光を当てている。
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2つのクラブ間での業務提携は、2022年12月19日から25年12月19日の3年間という期間で、以下の3つの目的を置いている。
(1)若手選手の育成プログラムの強化
(トップチーム・アカデミー選手の現地への個人留学・アカデミーのチーム遠征等)
(2)指導者の能力向上
(留学、視察、定期ミーティングを通して、育成哲学やノウハウ、コーチングのスキル等の共有)
(3)事業全般におけるクラブ間の国際交流および経営、運営面の情報交換
スペイン紙「マルカ」では、この契約をソシエダと結んだ徳島についてレポート。「徳島ヴォルティス:非常にスペイン的」と見出しを打ったうえで「数年前からスペインサッカー界と深い関わりを持っている」とクラブの変化を伝えている。
記事では、これまで徳島を率いたスペイン人監督について触れ「2017シーズンからスペイン出身のリカルド・ロドリゲス氏が監督を務め、2020年の日本サッカーのトップリーグ昇格を達成した」と功績を振り返った。
さらに、2021年シーズンから今季までバルセロナ出身のダニエル・ポヤトス監督がチームを引き継いだことにも言及。ポヤトス氏は過去、スペイン1部のアトレティコ・マドリードやレアル・マドリードなどのユースチームでも活躍した経験ある監督で、22年冬からJ1ガンバ大阪の指揮官に就任している。
そんな徳島は新シーズン、ソシエダのアナリスト(分析担当コーチ)だったベニャート・ラバイン氏を監督として招聘。スペインの指導者を取り入れた日本のサッカークラブの動向は、今後も現地メディアから注目を浴びそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)