【W杯】日本代表グループリーグ総括、“最高&最低”評価のメンバーは? 英記者が出場22人採点「記憶に残る」「先発は難しい」

W杯でインパクトを欠く鎌田は低評価、南野はドイツ戦の同点弾に関与も…

【MF】

■遠藤 航(シュツットガルト) 6点
 ドイツ戦では典型的な闘志溢れるプレーを見せたが、コスタリカ戦では控えめだった。スペイン戦のベンチスタートは驚きだが、森保監督が終盤に起用したことが彼の重要性を物語っている。

■堂安 律(フライブルク) 7点
 ベンチからの出場が多いが、ここまで大きなインパクトを残している。このフライブルクのウインガーは2試合で同点ゴールを決め、驚くべき逆転劇のきっかけを作った。

■三笘 薫(ブライトン) 7点
 森保ジャパンで三笘が先発するためにはどうすればいいのかという疑問は今も残り続けている。彼の諦めない精神はスペイン戦の勝利に大きく貢献した。

■南野拓実(ASモナコ) 5点
 ここまで出場機会は少ないが、ドイツ戦では堂安の同点弾に関与した。ベンチからの有力なオプションであることに変わりはない。

■久保建英(レアル・ソシエダ) 6点
 2度先発し、いずれもハーフタイムに交代させられた。ドイツ戦で存在感が薄かったが、スペイン戦ではプレスとボールを持った時にクオリティーの高さを示した。

■守田英正(スポルティング) 6点
 コスタリカ戦とスペイン戦に続けて先発出場したが、森保監督のローテーションの傾向からすれば、クロアチア戦ではスタメンに入らないかもしれない。目立った活躍はなかったが、堅実なプレーを続けている。

■伊東純也(スタッド・ランス) 6点
 戦術的な変更により、アジア予選と比べれば控えめなプレー。スペイン戦で右ウイングバックとなり、深い位置にいたのは奇妙な光景だったが、それでも試合にポジティブな影響を与えていた。

■鎌田大地(フランクフルト) 5点
 9月の親善試合、特にアメリカ戦では久保とうまく連係し、印象的な活躍だった。しかし、その時のパフォーマンスを超えることはできず、W杯ではまだ大きな印象を残していない。

■田中 碧(デュッセルドルフ) 6点
 スペイン戦でゴールを決めて予想外の素晴らしい勝利を導いた。ここまで堅実なパフォーマンス。

■相馬勇紀(名古屋グランパス) 5点
 森保監督のメンバー入れ替えにより、コスタリカ戦に先発出場。チームとして低調なパフォーマンスのなかで、説得力のあるプレーを見せることはできなかった。2度あったフリーキックのチャンスを生かせなかった。

マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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