【W杯|1日の見どころ】“死の組”は混戦…日本が運命のスペイン戦へ クロアチア×ベルギー、前回大会上位対決も

日本代表がスペイン代表との大一番へ【写真:ロイター】
日本代表がスペイン代表との大一番へ【写真:ロイター】

【試合展望】ドイツは後のないなかコスタリカ撃破を狙う、モロッコはカナダ相手に引き分け以上でグループリーグ突破

 カタール・ワールドカップ(W杯)の大会12日目は、グループEとグループFの最終戦が行われる。日本代表はスペイン代表を相手に勝利を目指す戦いに臨むことになる。同組のドイツ代表とコスタリカ代表の試合結果も日本に影響を与えるが、この試合はW杯史上初めて主審と副審が女性審判員で実施。フランスのステファニー・フラッパール審判員が主審を務める。そして、前回準優勝のクロアチア代表と前回3位のベルギー代表は、そろって突破のパターンがほとんどない生き残りをかけた決戦に臨む。

■クロアチア×ベルギー
グループF第3戦
キックオフ:現地時間12月1日18時(日本時間2日0時)
放送・配信:NHK、ABEMA
注目選手:マルセル・ブロゾビッチ(クロアチア)、ロメル・ルカク(ベルギー)

 両者そろって突破するパターンは、この試合が引き分けて別会場でモロッコ代表が3点差以上で敗れるというもの。つまり、このゲームは欧州勢による蹴落とし合いのバトルという見方が妥当になる。勝利だけでなく引き分けでも自力突破のクロアチアは、中盤のセンターに入るMFマルセル・ブロゾビッチが上手にゲームをコントロールしたい。相手のはやる気持ちを利用してプレーするのは、試合巧者クロアチアの得意技のはずだ。

 勝利を目指すことが必要なベルギーだが、GKティボー・クルトワとMFケビン・デ・ブライネの内紛が再び明るみに出るなど一体感を欠く。そんな状況を一変できるとすれば、負傷明けで第2戦の途中出場のみになっているエースFWロメル・ルカクだろう。コンディションが厳しかろうと、彼に頼らざるを得ない状況は明らかだ。

■モロッコ×カナダ
グループF第3戦
キックオフ:現地時間12月1日18時(日本時間2日0時)
放送・配信 ABEMA
注目選手:ハキム・ツィエク(モロッコ)、アルフォンソ・デイビス(カナダ)

 モロッコは引き分け以上で自力突破し、敗戦の場合も突破できる可能性がある。2強と目されたクロアチアから引き分け、ベルギーから勝利と今大会のサプライズを巻き起こしているチームの1つだ。とはいえ、個々に見ればパリ・サンジェルマンのアクラフ・ハキミやバイエルン・ミュンヘンのヌサイル・マズラウィに代表されるビッグクラブの所属選手も少なくない。前線ではチェルシーに所属するハキム・ツィエクのプレーに注目したい。

 カナダは2連敗で敗戦したが、次回2026年の北中米共催W杯の開催国の1つ。そこにつなげる意味でも1勝を挙げて大会を締めくくりたい。中でも、第2戦のクロアチア戦でチームの初ゴールを挙げたバイエルンのアルフォンソ・デイビスにかかる期待と注目は大きい。長期的な視点での強化を図る中でのチェックポイントとして、個の能力でも世界的なレベルで戦える選手がいることを示していきたいところだ。

■日本×スペイン
グループE第3戦
キックオフ:現地時間12月1日22時(日本時間12月2日4時)
放送・配信:フジテレビ系、ABEMA
注目選手:久保建英(日本)、ダニ・オルモ(スペイン)

 日本は勝利すれば突破できる一方で、引き分けではドイツが2点差以上で勝利した時に敗退する。W杯優勝国を相手に勝ち点3が必要という難しい条件だが、良い意味で開き直って勝負を挑むしかないだろう。スペイン1部でプレーを続ける久保建英は、相手選手からも一目置かれる存在。普段からしのぎを削っている選手たちを相手にライバル心も人一倍だろう。バルセロナの下部組織時代から注目を集めてきた至宝の一撃に期待したいところだ。

 突破の可能性が非常に高い状態が、敗れた時に敗退の可能性もある中でルイス・エンリケ監督がどれくらいのターンオーバー起用をするか読めないのが実情だ。その中では、昨年の東京五輪の準決勝で延長戦までもつれ込んだ激闘を知る若い世代に注目したいところ。初戦のコスタリカ戦で先制ゴールのFWダニ・オルモは、その東京五輪の経験から「日本戦はタフなものになる」とコメントしているが、マルコ・アセンシオらの若手アタッカーたちを抑え込みたい。

■ドイツ×コスタリカ
グループE第3戦
キックオフ:現地時間12月1日日22時(日本時間12月1日4時)
放送・配信:ABEMA
注目選手:ニクラス・フュルクルク(ドイツ)、ケイラー・ナバス(コスタリカ)

 ドイツは勝利した上で日本が勝利しないことを願う立場にある。引き分けが許されない試合だけに、ストライカーのFWニクラス・フュルクルクのスタメン起用も視野に入るだろう。2大会連続グループリーグ敗退となれば帰国したチームには盛大なバッシングが待っているはず。追い込まれた彼らがどんな精神状態で試合に臨んでいるのかも注目だ。

 コスタリカは引き分け以上で突破の可能性がある。現実的には守備を固めてワンチャンスを狙う日本戦と同じような試合展開が見込まれるだけに、守護神のケイラー・ナバスがカギを握るだろう。所属のパリ・サンジェルマンで全く出場機会のない状態で大会に入ったが、2試合をこなして試合勘も戻ってきているだろう。何より、日本の結果次第ではナバスのスーパーセーブ連発を日本のサッカーファンも祈るような気持ちで願う可能性もあるのだ。

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