「週給1000万円アップ」より「背番号10」 アーセナルのエジルが異例のメガ契約寸前

「10番・エジル」のメガディールで、サンチェスも残留の流れとなるか

 アーセナルのドイツ代表MFメスト・エジルは2018年6月に契約満了となるなか、その去就問題が注目されていたが、2021年6月までの契約延長で合意寸前の状況で、念願の「背番号10」も手にできる異例の契約のようだ。ドイツ誌「シュポルト・ビルト」が「エジル、アーセナルと新たなメガ契約」と特集している。

 昨季、欧州主要リーグ最多の19アシストを記録したエジルはアーセナルとの契約交渉を進めるなか、レアル・マドリード復帰やバルセロナ移籍なども浮上していた。だが、3年間の契約延長ですでに合意寸前で、週給16万ユーロ(約2000万円)から23万ユーロ(3000万円)に大幅昇給することになる模様だ。

 そして、今回のディールでは異例の条項が盛り込まれているという。現在、背番号11を背負うエジルだが、ボーンマスに期限付き移籍中のイングランド代表MFジャック・ウィルシャーの着けていた背番号10を手にできる条項も入っているという。エジルは子供の頃、元オランダ代表のクラブレジェンド、デニス・ベルカンプに夢中で「サラリーよりも背番号が重要だった」と記事では報じられている。ベルカンプは11年シーズンもの間、背番号10を背負い、チームの中心的存在として活躍した。

 ブレーメン、レアル・マドリードに続き、アーセナルでもアシスト王に輝いたエジルは、その実績を考えれば背番号10に相応しい実力者の持ち主。バレンシアから今季加入したドイツ代表の親友、DFシュコドラン・ムスタフィの獲得にも相談に乗るなど、ピッチ外でもアシストしていた「10番・エジル」のメガディールで、ユベントス移籍が浮上するチリ代表FWアレクシス・サンチェスも残留の流れとなりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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