三笘薫は「日本サッカー界で珍しいドリブラー」 “株上昇”で海外注目、伝統の逸脱を指摘「世界で活躍したほとんどは…」

ブライトンの日本代表FW三笘薫【写真:ロイター】
ブライトンの日本代表FW三笘薫【写真:ロイター】

公式戦3試合で2ゴール1アシスト、好調・ブライトン三笘に韓国メディア熱視線

 イングランド1部ブライトンの日本代表FW三笘薫は現地時間11月9日、リーグカップ3回戦のアーセナル戦(3-1)で公式戦2戦連続ゴールを決めたなか、韓国メディアは「日本サッカー界では珍しいドリブラー」と注目。英メディア識者の評価にも目を向け、そのポテンシャルに熱視線を送っている。

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 三笘はアーセナルとのリーグ杯でベンチスタートとなったなか、後半開始と同時に途中出場。すると1-1で迎えた同13分、中央のFWジェレミー・サルミエントからのパスをエリア内左で受け、ワントラップからのシュートをゴール右隅に流し込み、プレミアリーグで首位を走る強豪撃破に貢献した。

 これで今季初ゴールを奪った5日のプレミアリーグ第15節ウォルバーハンプトン戦(3-2)に続き、公式戦2試合連続得点をマーク。先月14日のブレントフォード戦(0-2)で右足を負傷し怪我の状態が心配されたものの、復帰後の公式戦3試合で2ゴール1アシストと好調ぶりが際立つ。

 そんな三笘のパフォーマンスに韓国紙「スポーツ朝鮮」が注目。プレミアリーグでインパクトを放つ日本人アタッカーを「日本サッカー界では珍しいドリブラー」と評し、その理由について「日本は伝統的にパスワークを重んじ、サイドでの突破力に優れた大型ストライカーを輩出できなかった。世界で活躍した日本人選手のほとんどは攻撃的MFだった」と解説している。

 そのうえで「三笘はボールガード能力に優れ、DFと1対1のドリブル突破も果敢に試みる」と指摘し、英公共放送「BBC」のサッカー専門家ガレス・クルック氏による“三笘評”にも注目。「三笘をソン・フンミンに似ていると絶賛」とし、自国のエースストライカーで、同じくプレミアリーグのトッテナムに所属するソン・フンミンと類似していると評したコメントも記事で紹介された。

「クルックス氏は『三笘はソン・フンミンにとても似ている。前にいるディフェンダーを恐れていない。パスの出し方を知っているし、ゴールに対して貪欲だ。ワールドカップ後に彼がどうなっているかは分からないが、今、絶好調なのは間違いない』と高く評価した」

 プレミアリーグでの活躍により、株が上昇しつつある三笘。カタール・ワールドカップでは森保ジャパンの一員としてのプレーにも注目が集まる日本人タレントの躍動ぶりは、韓国メディア上でも話題の1つとされていた。

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