「2ゴールは自分にとって重要だった」 呪縛を解き放った岡崎が明かした“点取り屋”としての意地

「長い間得点できていなかったから…」

 今季初ゴールが勝利に結びつかず、岡崎は悔しさを露わにしている。

「負けてしまって非常に残念。僕らにはスピードがあって、自分たちのフットボールをすることができた。後半、チェルシーはとても強かった。1点を失って、2-2になって。それからヴァジ(ヴァシレフスキ)がレッドカードを受けた。彼はいい選手だが、残念だった。10人で11人を相手にするのはとても難しいしハードだ。120分間、いい試合ができた」

一人気を吐いた岡崎は、試合をこう振り返った。今季、公式戦5試合に出場してノーゴール。直近の2試合ではベンチ外の屈辱も味わうなど出番なしに終わっていたため、この試合は定位置再奪取に向けた貴重なアピールの場だった。昨季から守備での奮闘や、周囲を生かす献身的なプレーが高く評価されていたが、本人は“点取り屋”としてチームに貢献するとの思いを胸に抱き続けていた。

「2ゴールは自分にとって重要だった。なぜなら自分はストライカーだから。長い間得点できていなかったから得点したかった」

クラブ歴代最高額の3000万ユーロ(約34億円)で加入したアルジェリア代表FWイスラム・スリマニが、17日のバーンリー戦(3-0)で2得点を挙げるなどライバルが躍動するなかで意地を見せた。ノーゴールの呪縛から解放された日本のエースが、再びレギュラー争いに名乗りを挙げた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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