アーセナル冨安への影響は? チェルシー戦でジンチェンコ復帰、ディフェンス陣躍動で監督も満足「また一歩前進した」

チェルシー戦に出場したジンチェンコとホワイト【写真:Getty Images】
チェルシー戦に出場したジンチェンコとホワイト【写真:Getty Images】

チェルシー戦でCBコンビが得点に絡む活躍、ホワイトの能力を指揮官絶賛

 日本代表DF冨安健洋の所属するイングランド1部アーセナルは現地時間11月6日、プレミアリーグ第15節でチェルシーと対戦し、1-0で勝利を収めた。この試合ではDFオレクサンドル・ジンチェンコが左サイドバック(SB)として怪我からピッチへ復帰。右SBではDFベン・ホワイトがフル出場したが、冨安はハムストリングを痛めた影響でベンチ外に。試合後のコメントでミケル・アルテタ監督は、ホワイトのポリバレント性に高い評価を与えている。

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 アーセナルは現在、第6節マンチェスター・ユナイテッド戦(1-3)以降リーグ戦負けなし。そんななか6日にチェルシーとのアウェー戦に挑んだが、前半を0-0で折り返すとエンド変わって後半18分、MFブカヨ・サカのコーナーキックにDFウィリアン・サリバがニアで潰れ役を担うと、ファーで待っていたDFガブリエウが流れてきたボールを押し込んで待望の1点を奪った。

 アーセナルはこの貴重なセットプレーでの得点を守り切り、ライバルのチェルシーを1-0で下し勝ち点3をゲットした。

 アーセナル公式サイトは、試合後のアルテタ監督の会見の様子を紹介。この試合で「また一歩前進した」とチームの好調ぶりを満足げに話すと、チェルシーの攻撃を失点「0」で抑えたディフェンス陣を称賛している。

 アルテタ監督はまず、得点に絡んだサリバとガブリエウの両センターバック(CB)について「彼らのペアはまた傑出していたと思う。特に、広大なスペースを守らなければならない際、チェルシーのような強固な選手たちを相手にするのはとても難しいことなのですが、彼らは見事やり遂げた」と守備の面でも賛辞を送った。

 さらに右SBでフル出場したホワイトを「彼には本当に満足」と評価すると「彼はいろいろなポジションでプレーしていますが、フルバックのポジションにうまく適応している。周りの選手との理解も抜群だし、本当に好きな選手」と高い信頼を明らかにしている。

 昨季はCBの一角を務め、評価を高めたホワイト。今季は冨安が去年プレーしていた右SBをここまで順当にこなしている。冨安は今シーズン左のSBでの出場が多くなっていたが、再度の怪我での欠場と同時にチェルシー戦では本職のジンチェンコがピッチに戻って来た。DFキーラン・ティアニーも実力を示すなかで、豊富なバックラインで厳しいポジション争いが加速していくことが予想されるが、今後の冨安の起用法にも注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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