「続投の難しさは感じていた」 浦和ロドリゲス監督、今季限りでの退任を予感したクラブの“変化”

浦和がリカルド・ロドリゲス監督との契約解除を発表【写真:高橋 学】
浦和がリカルド・ロドリゲス監督との契約解除を発表【写真:高橋 学】

前節の横浜FM戦後にクラブから通達

 J1浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が11月4日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施。すでに今季限りでの退任が発表されたなかで、「浦和レッズの監督として仕事ができて非常に光栄に思っている」としたうえで、その経緯についても話した。

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 浦和は10月29日のJ1リーグ第33節、横浜F・マリノス戦に1-4で敗れた2日後の同31日にロドリゲス監督と「2022シーズンをもって監督職を解除することに合意」と発表。また、併せて「小幡直嗣コーチ兼通訳につきましても、来シーズンの契約を更新しないことで合意」とした。

 ロドリゲス監督はクラブからの通達について「少し前から、続投がないかもしれないと感じながら仕事をしてきた。クラブとの話し合いでは来季について決まってないと言ってもらっていた。最後まで考慮してもらったのは感謝している。マリノス戦のあとに話があった。そのタイミングで正式に話を受けた。ただ、私は1か月以上前から続投はないかもしれないと感じていた。(11月16日の)フランクフルト戦まで指揮を執る」と話している。

 浦和は2019年末に翌年からの3年計画を打ち出し、初年度は大槻毅監督の続投。2年目になる昨季からロドリゲス監督が指揮を執った。強化部門にあたるフットボール本部もこの3年計画のスタート時に設定され、トップチームの強化責任者として土田尚史スポーツダイレクター(SD)、その補佐やスカウティング、監督や選手をリストアップすることなどの担当として西野努テクニカルダイレクター(TD)の就任を発表していた。

 ロドリゲス監督は両者の名前も出しつつ、続投に至らなかった過程を自身がどう受け止めているかの意見を話している。

「これを言って問題になるとは思わないが、西野さんと私はかなり近いサッカー観があった。土田さんは少し違う見方があった。いろいろな考え方があっていい。重要なのは全員で忍耐強く、敗戦があった場合も分析しながら進んでいくこと。土田さんはその立場にいてこのような決断を下したが、彼との人間関係は素晴らしいものがある。それぞれの立場で決断している。浦和で仕事をできて誇りに思う。選手やフロント、サポーターには感謝している。彼らが批判する時はチームに問題がある時。その解決がすぐできるもの、簡単にできないものもあった」

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