C・ロナウド、トッテナム戦“問題行動”へ心境告白 「雰囲気に流されることもある」
トッテナム戦で試合終了を待たずにドレッシングルームへ、次節メンバー外の処分に
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは10月20日、前日に行われたプレミアリーグ第12節のトッテナム戦(2-0)で、試合終了を待たずにドレッシングルームへ引き上げたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに対して、次節のチェルシー戦のメンバーから外す処分を発表した。この発表後、ロナウドは自身の公式インスタグラムを通じて声明を発表している。
20日にユナイテッドは公式HPで「クリスティアーノ・ロナウドは今週土曜日に行われるプレミアリーグのチェルシー戦で、マンチェスター・ユナイテッドのメンバーの一員から外れます。残りのメンバーは、その試合の準備に完全に集中しています」と、声明を発表した。
クラブが声明を出した後、ロナウドも公式インスタグラムを通じて声明を発表したが、自身の行動に対する謝罪はなかった。ロナウドは以下のコメントを綴っている。
「僕は自分のキャリアを通じて常にやってきたように、自分の同僚、対戦相手、そして監督に対して常にリスペクトを持って接し、プレーしてきた。それは変わっていない。僕は変わっていない。このトップレベルのサッカーをプレーしてきたこの20年間と変わらず、同じ人間であり、同じプロフェッショナルだ。そして、僕が決断を下すうえで、リスペクトはとても大きな役割を果たしてきた。
僕はとても若くしてキャリアをスタートしたが、年配の最も経験のある手本となる選手たちは、とても重要な存在だった。そして、その後は僕自身も在籍したすべてのチームにおいて、若手の成長を助ける見本になれるように心がけていた。しかし、いつもそうできるとは限らないし、時にはその場の雰囲気に流されてしまうこともあります。
今、僕が感じているのは、キャリントンで全力を尽くし、チームメイトをサポートして、与えられる出場機会に向けて準備をすることだ。プレッシャーに屈することは、選択肢にない。これまでも一度もなかった。これはマンチェスター・ユナイテッドであり、僕たちは一丸にならないといけない。僕たちは、すぐに一緒になれる」
今月9日のエバートン戦(2-1)では、キャリアを通じてクラブチーム通算700得点を達成するなど、結果を残し続けるロナウド。トッテナム戦で復調の兆しを見せたチームに水を差す行動は、果たして今後どのような影響を及ぼすだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)