セルティック古橋が公式戦8得点目 監督は信頼を強調「プレーに対する評価は変わらない」
ポステコグルー監督は「彼は貢献している」と改めて高評価
スコットランド1部セルティックは、現地時間10月19日に行われたスコティッシュ・カップ準々決勝でマザーウェルと対戦し、4-0で勝利した。先発出場した日本代表FW古橋亨梧と日本代表MF旗手怜央は、それぞれ1得点を記録してチームの勝利に貢献。試合後、アンジェ・ポステコグルー監督が古橋についてコメントしている。スコットランド紙「ザ・スコッツマン」が報じている。
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序盤から攻勢のセルティックの中で、古橋は前半12分に旗手の折り返しからシュートを放つが、シュートを枠に飛ばせず。同19分にも左足でミドルシュートを放ったが、クロスバーに嫌われるなどチャンスを得られない。さらに前半28分にも古橋は旗手のパスから決定機を得たものの、得点を挙げることはできなかった。
なかなかゴールを挙げられなかったセルティックだが、イスラエル代表MFリエル・アバダが前半44分、後半11分と連続でゴールを記録。さらに旗手も華麗なボールタッチでGKをかわして、左足でゴールネットを揺らした。
3点をリードしたなかで、セルティックのエースに待望のゴールが生まれる。後半31分、途中出場した日本代表FW前田大然のプレスからショートカウンターを仕掛けると、アバダの放ったシュートのこぼれ球に詰めた古橋が無人のゴールにボールを流し込み、ダメ押しゴールを決めた。
古橋は開幕直後のようには得点を量産できていないとはいえ、ポステコグルー監督からの信頼は変わらないようだ。
「彼は、ほかのすべてのストライカーと同じだよ。数試合、点を取れないでいると、世界が終わったような感じになる。そんな時は彼らに対して、彼らが持っている能力が、何一つ失われたわけではないこと、そしてプレーに満足していることを伝えないといけない。彼は常にあのエリアに走り込んでいたし、あとは彼がほかのストライカーたちと同じように、私たちの取り組みを信じられるかどうかだった。あそこに走り続けていれば、ゴールはいずれ来るからね」
そして、ポステコグルー監督は「もちろん、彼は嬉しいだろう。少しだけ不運だった。前半にも素晴らしいシュートがあったし、先週もポストに嫌われた。ストライカーにとっては、いいサインだ。シーズン序盤であれば、2つとも決まっていたかもしれない。だが、重要なのは私が今も彼のプレーに満足していることだ。彼は貢献しているし、相手に問題を起こし続けている。彼がゴールを挙げたことはとても嬉しいが、それによって彼のプレーに対する評価は変わらない。彼は常に貢献者だ」と、先発を外すべきという声があったなかでも、評価し続けていることを明かした。
「最低でも20得点」を目標に掲げてシーズンをスタートさせた古橋。今季の公式戦8点目を機に、再びゴール量産となるだろうか。