ファン・ダイク「半端なかった」 セルティック時代に学んだことは? ステップアップへ「間違いなく役に立った」

かつてセルティックでプレーをしたファン・ダイク【写真:Getty Images】
かつてセルティックでプレーをしたファン・ダイク【写真:Getty Images】

リバプールDFファン・ダイク、セルティック時代について言及

 イングランド1部リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは現役最高のセンターバックの1人として名高いが、欧州で一躍注目を集めるようになったのはスコットランド1部セルティックでの活躍があったからだ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でグラスゴーに凱旋する31歳が、「次のステップに進む準備として間違いなく役に立った」と当時を振り返っている。英紙「デイリー・レコード」が報じた。

 ファン・ダイクは2013年にオランダのフローニンゲンからセルティックに移籍。2シーズンをスコットランドの名門で過ごし、その後15年にサウサンプトン、18年にリバプールと着実にステップアップを果たした。

 セルティックでの2シーズンでは国内リーグ2連覇を果たすなど充実の時を過ごした。CLではFCバルセロナやACミランといった強豪との対戦も経験している。

 今季はリバプールがセルティックと同じグラスゴーを本拠地とするレンジャーズとCLで同じグループに入っており、現地時間10月12日にアウェーゲームを控えている。スコットランドでの試合を前にファン・ダイクはセルティック時代のことを振り返っている。

「グラスゴーではたくさんの友人に会える。私にとってこの街(グラスゴー)はとても大切な場所なんだ。初めての海外で、初めてトロフィーを獲得した。そのすべてが大きな意味を持つ。僕という人間を形成した場所だ」

 フローニンゲン時代はまだ世界的に無名だったが、セルティックでの活躍をきっかけに英国で注目されるようになったファン・ダイク。欧州屈指の名門クラブでのプレーは、人として、そして選手としての成長に大きな手助けになったと語っている。

「セルティックでやらなければいけないことは(フローニンゲンとは)全く異なるものだった。セルティックのプレッシャーは半端じゃなかった。勝てなければ負けも同然。引き分けも負けと同じだった。常に勝たなければならない。そういうメンタリティーをセルティックで学んだ。また、よりダイレクトなクロスやヘディングでの戦い方などイギリスのスタイルを学ぶこともできた。それらはオランダでは学ぶことはできなかったことだ。プレミアリーグで次のステップに進むための準備として間違いなく役に立ったよ」

 サウサンプトンに渡った15年当時、ファン・ダイクはすでに24歳。同年にオランダ代表デビューも飾ったが、トップ選手の中ではやや遅咲きとも言える。そこから世界屈指の存在まで上りつめるために、セルティックでの経験が生きていたようだ。

 現在は日本人4選手も所属するなど日本でも注目度の高いセルティック。アンジェ・ポステコグルー監督率いるチームからファン・ダイクのようにプレミアリーグで活躍するスターは現れるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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