セルティック旗手は「マエストロ」と称賛 現地メディア評価、チームの失速ぶりに見解「早く交代させすぎでは?」

セルティックの日本代表MF旗手怜央【写真:Getty Images】
セルティックの日本代表MF旗手怜央【写真:Getty Images】

セント・ジョンストン戦で先発、広範囲でプレーし前半42分の先制OGにも関与

 スコットランド1部セルティックは、10月8日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第10節でセント・ジョンストンと対戦し、2-1で勝利した。日本代表MF旗手怜央は先発出場し、後半23分までプレーしたが、ピッチ内で旗手の与える影響の大きさをセルティック専門メディア「67 Hail Hail」が指摘している。

 日本代表FW古橋亨梧とFW前田大然の2人がベンチスタートとなった一戦で、セルティックは前半42分に旗手も絡んだ攻撃から相手のオウンゴールを誘発して先制する。後半開始と同時に前田を投入したセルティックだが、追加点を挙げられない。

そんななか、後半アディショナルタイムに同点ゴールを決められたセルティック。それでもラストプレーでギリシア代表FWギオルゴス・ギアクマキスが劇的な決勝ゴールを挙げて、2-1で競り勝っている。

「67 Hail Hail」は、「旗手怜央の状態管理について。早く交代させすぎたのでは?」と綴り、苦戦を招いた要因の1つとして、旗手の交代が早すぎたのではないかと指摘した。

 記事では「今日の旗手怜央は素晴らしい状態だった。MFカラム・マグレガーが不在の中盤で一歩踏み出して、責任を負った。中盤の深い位置でプレーしたのはMFマット・オライリーだったが、旗手はピッチのどこにでも自在に出没し、アタッキングサードでの鋭いパスが私たちにゴールをもたらした」と、この試合のパフォーマンスを称えた。

 さらに「アンジェ・ポステコグルー監督は、火曜日にRBライプツィヒ戦を控えていることから、後半に多くの選手交代を行った。旗手はそのうちの1人だったが、セルティックのゲームコントロールは彼とともに大部分が失われた。ピッチ中央にいた日本人マエストロ抜きには、私たちはゲームをうまく進められなかった」と、旗手が交代してからチームが失速したことを指摘している。

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のライプツィヒ戦へ向けた温存だと考えられているが、旗手は引き続き、CLの舞台でも結果を出すことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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