「守備では強靭。ビルドアップでも貢献」 フル出場のアーセナル冨安、復活アピールで専門メディアがチーム最高評価

アーセナルでプレーする冨安健洋【写真:ロイター】
アーセナルでプレーする冨安健洋【写真:ロイター】

ELボデ/グリムト戦で右SB→左SBでフル出場

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は今季ここまでUEFAヨーロッパリーグ(EL)メインでの起用となっているが、コンディションの不安はもはや解消されたと言ってもいいのかもしれない。3-0で快勝した現地時間10月6日の本拠地でのグループリーグ第3節ボデ/グリムト戦で見せたパフォーマンスが称賛を浴びている。

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 プレミアリーグから大幅な選手変更をして試合に臨んだアーセナル。そのなかで冨安は右サイドバック(SB)として先発し、選手を入れ替えた後半途中からは左SBにポジションを移した。

 ミケル・アルテタ監督からも左右両足を使える“両利き”としてのクオリティーを高く評価されている23歳は持ち前の守備と、積極的な攻撃参加で勝利に貢献。MFファヴィオ・ヴィエイラが決めたチーム3点目のゴールでは左サイドからのスローインをFWガブリエウ・ジェズスへ送り、得点の起点になった。

 アーセナル専門メディア「Pain in the Arsenal」による選手採点で冨安は10点満点中「7.5点」が付けられ、先制点のエンケティアや1得点1アシストのヴィエイラ(いずれも7点)を上回る単独トップ評価となった。寸評では「21-22シーズンそのままのパフォーマンス。この右SBは守備では強靭で、ビルドアップでも貢献。そして必要な時にスマートなオーバラップを見せた」と絶賛されている。

 昨季から苦しめられているふくらはぎの負傷の影響で今季も開幕から出遅れていたが、すでに離脱する以前の姿を取り戻しているとの印象を与えたようだ。

 プレミアリーグではここまで途中出場のみだが、スタメンの座を奪取する日も近いか。

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