トッテナムのケイン、ソン・フンミン、リシャルリソンをストップ

　ドイツ1部フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は、現地時間10月4日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ（CL）のグループステージ第3節トッテナム戦（0-0）に3バックの中央で先発フル出場。経験に裏打ちされた安定感抜群の守備でクリーンシートに貢献した。

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　長谷部はイングランド代表FWハリー・ケインやブラジル代表DFリシャルリソンといったワールドクラスのアタッカーとのマッチアップにも対応し、相手のチャンスの芽を摘んだ。38歳でブンデスリーガでは現役最年長選手となった男が欧州の舞台で輝いた。

　トッテナムの攻撃をゼロに抑えた一方で、フランクフルトも得点を奪えずにホームでスコアレスドローに終わったとはいえ、そのなかでも長谷部の存在感は絶大だった。衛星放送「ユーロスポーツ」ドイツ版は「長谷部は古いワインのようだ」と表現し、元日本代表キャプテンがこの試合で「際立っていた」と絶賛している。

「長谷部誠が38歳の今もトップクラスのディフェンダーであることは、ブンデスリーガで定期的に証明してきたことだ。だが、彼はスパーズとの試合で印象的な活躍を見せ、今でも最高レベルのパフォーマンスができることを示した。パワフルなケインにしろ、速いソン（・フンミン）やリシャルリソンにしろ、ロンドンのチームの攻撃はすべて長谷部に跳ね返された。長谷部は自信を持って味方に大声で指示するだけでなく、重要なデュエルにも勝っていた」

　熟練のパフォーマンスを見せた長谷部の活躍に、現地メディアはもはや脱帽と言った様子だった。