日本代表、欧州ネーションズリーグ“参戦案”「興味深い」 伊メディア注目「ドイツでホームマッチを行う」
日本メディアの報道に注目、欧州メディアでの捉えられ方は?
日本代表が北中米共催の2026年ワールドカップ(W杯)を見据え、UEFAネーションズリーグ参加を模索しているというニュースにイタリアでも反応が出ている。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が取り上げている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
このニュースを「(日本の)地元紙が報じたもの」として、「日本代表は2026年W杯の準備のためにUEFAネーションズリーグに参加したいと考えている。日本サッカー協会はドイツ・デュッセルドルフのスタジアムでホームマッチを行うのに適した施設と認定したともいう。ヨーロッパのチームと対戦することで少しでも良い準備をするためであり、デュッセルドルフで試合をするのは、日本の選手と対戦相手双方にとって長旅を避けるため」とレポートした。
ネーションズリーグは、偶数年の9月にスタートして翌年6月に決勝戦を行うフォーマットになっている。2022-23に関しては、カタールW杯が11月に入るため6月にスタートしていて、9月のゲームを終えて4強が決定した。
欧州ではW杯または欧州選手権(EURO)の予選も入るため、その隙間を埋めるように行われるこの大会によって他の大陸のチームが欧州との国際親善試合を行う機会は大きく減った。ロシアW杯後にスタートしたこの大会の影響で、日本はカタールW杯までに欧州のチームと昨年のセルビア戦の1試合しか対戦できていない。
そうした意味でも、過去に南米選手権にゲスト参加したことがあるようにドイツを拠点に参加できれば魅力的なプランになり得る。この記事に対しては、このUEFAネーションズリーグが必ずしも好評とは言えないことも踏まえ「かえって興味深いものになるのではないか」と、他地域からの参加を歓迎する言葉もあれば、「(欧州勢で)逆に大会から離脱したい国もあるはず」というコメントもあった。
欧州でプレーする選手は年々増えているだけに、欧州で日本代表が活動する回数が増えることには整合性がある。その究極とも言える欧州での大会参加は実現することになるのだろうか。