レギュラー変動の可能性も 森保ジャパン、9月シリーズで突如「激戦区」になったのは?

9月の欧州遠征を終えた日本代表【写真:ロイター】
9月の欧州遠征を終えた日本代表【写真:ロイター】

【識者コラム】最終ライン、中盤の顔ぶれはほぼ決まり

 アメリカ戦、エクアドル戦を終えて、いよいよカタール・ワールドカップ(W杯)メンバーが発表される11月1日を待つだけになった。森保一監督はこれから1カ月間かけて最後の決断をすることになる。

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 果たして誰が選ばれるか、ポジション別の起用状況を見て考えていこう。ワールドカップ(W杯)アジア最終予選と6月の日本代表戦4試合でそれぞれのポジションで起用された回数、さらに今回の2試合での起用実績から考える。なお、森保監督は最終予選以降、4-2-3-1、4-4-2、4-3-3(4-1-4-1)、3-5-2を試している。

 では、ここまでの起用から誰がメンバー入りするか考えて見よう。まず、最近は起用されるメンバーがほぼ固定されていて、決まりと考えていいのはDFだろう。

・右SB
酒井宏樹
山根視来
(冨安健洋)
(長友佑都)

・右CB
吉田麻也
谷口彰悟

・左CB
冨安健洋
伊藤洋輝

・左SB
長友佑都
中山雄太
(伊藤洋輝)

 そして、板倉滉が怪我から復帰すれば、追加で入れるかその時の怪我人の状況で誰かと入れ替えになる可能性がある。だが、現時点ではこのDF8人は選出濃厚と考えられる。

 MF/FWではまずセンターの3人を考える。中盤の形が三角形の場合はこの3人が外せない。

・ボランチ
遠藤 航
守田英正

・トップ下
鎌田大地

 中盤が逆三角形の形になると、原口元気の存在が大きくなる。

・ボランチ
(遠藤 航)
(守田英正)

・インサイドハーフ右
田中 碧
原口元気

・インサイドハーフ左
(鎌田大地)
(田中 碧)

 この5人はファーストチョイスになるのではないだろうか。

森 雅史

もり・まさふみ/佐賀県出身。週刊専門誌を皮切りにサッカーを専門分野として数多くの雑誌・書籍に携わる。ロングスパンの丁寧な取材とインタビューを得意とし、取材対象も選手やチームスタッフにとどまらず幅広くカバー。2009年に本格的に独立し、11年には朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌で開催された日本代表戦を取材した。「日本蹴球合同会社」の代表を務め、「みんなのごはん」「J論プレミアム」などで連載中。

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