4季ぶりの「オールドファーム」で再注目! グラスゴーで今も語り継がれる中村俊輔の“衝撃ミドル”

リーグ戦でセルティック対レンジャーズの伝統のダービーが復活

 スコットランド・プレミアシップでは10日、リーグ戦で実に4年ぶりとなるセルティック対レンジャーズの伝統的なダービーマッチ「オールドファーム」が行われた。試合はセルティックが5-1で勝利したが、現地メディアでは伝統の一戦を前に、かつてセルティックでプレーした元日本代表MF中村俊輔の活躍も紹介されていた。

 スコットランド最大のダービーマッチは、2012年にレンジャーズが破産して4部に降格したため、しばらくの間実現していなかった。15年2月にスコティッシュカップで久しぶりに対戦し、この時はセルティックが2-0で宿敵を下したが、リーグ戦では実に4季ぶりの顔合わせとなった。

 2005年から09年までスコットランドの名門セルティックでプレーした中村にとっても思い出深いのが、このダービーマッチだ。三度のリーグ優勝などスコットランドで多くのタイトルを獲得し、日本人として初めてヨーロッパのリーグ戦でMVPに輝くなど、クラブのレジェンドとして歴史に名を刻んだ。

 印象的なゴールも数多く決めた。特にUEFAチャンピオンズリーグでマンチェスター・ユナイテッドを相手に決めた2本のFKは、今も語り草となっている。その二つのFKに負けず劣らずのスーパーゴールとして知られているのは、2008年4月16日に行われた敵地レンジャーズ戦でのゴールだ。

 中村は前半20分、ピッチ中央でDFコルドウェルからの縦パスをワントラップすると、ゴールまでおよそ30メートルという位置から左足を豪快に振り抜く。アウトサイドにかかったシュートはゴール左に向かって急激にカーブし、豪快にネットに突き刺さる。アウェーに駆けつけたサポーターは総立ちとなって歓声を上げた。

 

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