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「日本を倒すのは簡単ではない」 好守のシュミット、スペイン紙が名指しで警戒「試合のヒーロー」
後半35分、谷口彰悟が献上したPKを好セーブで阻止
森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、9月27日にドイツ・デュッセルドルフで行われた国際親善試合エクアドル(同44位)戦に0-0で引き分けた。試合終盤にPKを献上して絶体絶命のピンチを迎えたなか、GKシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)の好セーブで失点を阻止。スペイン紙「AS」は、「シュミットはスペインに明確なメッセージを送っている」と伝えている。
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日本は9月23日の国際親善試合アメリカ戦(2-0)を終えてからDF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルの事情により離脱。試合中に負傷したGK権田修一(清水エスパルス)もチームを離れているなかで、森保監督はスタメン11人を総入れ替え。それでもシステムは4-2-3-1に据え置いて試合に臨んだ。
そのなかでシュミットは、前回のアメリカ戦で権田が負傷交代した後半45分間に出場したところから連続での起用。コーナーキックなどで際どいところにボールを入れてくる相手に冷静に対応し、後半にはFWエネル・バレンシア(フェネルバフチェ)のヘディングシュートをセーブする好プレーもあった。そして最大のハイライトは、後半35分過ぎにDF谷口彰悟(川崎フロンターレ)のファウルで与えたPKを見事にストップした場面だった。
日本は攻撃でも前半に敵陣でのボール奪取から放ったFW古橋亨梧(セルティック)のシュートや、後半にペナルティーエリア内から放ったMF堂安律(フレイブルク)のシュートが相手GKエルナン・ガリンデス(アルカス)に好セーブに遭い、ゴールを割れずに終わった。
そのなかで、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグで日本と同居するスペインの大手紙「AS」は、「試合のヒーローであるシュミットは、W杯を前にスペインに明確なメッセージを送る」と伝えている。
「シュミットは『日本を倒すのは簡単ではない』と示した。ルイス・エンリケが指揮を執るスペインは、日本のGKの質に注意を払うべきだ」
シュミットの好守は、スペインメディアにも強烈なインパクトを残したようだ。