レアルの“盤石布陣”が完成? 19歳新鋭MFベリンガムを巡る熾烈な争奪戦で一歩リード
ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガムがターゲットに
近年はヤングスターの補強に力を入れているスペイン1部レアル・マドリードが、ドイツ1部ボルシア・ドルトムントの19歳、イングランド代表MFジュード・ベリンガムを来夏のメインターゲットに定めたとスペイン紙「マルカ」が報じた。イングランド1部リバプールなども狙う逸材との争奪戦を一歩リードしているという。
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銀河系軍団とも称され、ウェールズ代表FWギャレス・ベイル(ロサンゼルスFC)やベルギー代表FWエデン・アザールなどトップ選手を次々に獲得してきたレアルだが、最近は若き才能の発掘にも余念がなく、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールや同FWロドリゴ、ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデなどの台頭が目覚ましい。2021年夏にはスタッド・レンヌからフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガ、今年はASモナコからフランス代表MFオーレリアン・チュアメニを引き抜いている。
そうしたなかで早くも来季のメインターゲットが明らかになってきた。マルカ紙によれば、それがベリンガムだ。攻守両面で高い貢献ができるセントラルMFで、19年に同選手がドルトムントに加入する以前から関心を示しており、今年も獲得に動いていたという。
今夏はパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペを獲得する可能性があったため、経済的な理由から獲得を見送ったとされているが、来夏には本腰を入れて交渉に臨むことになるようだ。
記事によれば、レアルはベリンガムに対して、25年6月末で満了となるドルトムントとの契約を延長しないように要請しているという。ベリンガムにはユルゲン・クロップ監督率いるリバプールも関心を示しており争奪戦が予想されるが、スペインの巨人がこの争奪戦を一歩リードしているという。
クロアチア代表MFルカ・モドリッチとドイツ代表MFトニ・クロース、そしてスペイン代表MFダニ・セバージョスと3人のMFが今季限りで契約満了となることから中盤の補強に乗り出しているレアル。世代交代の必要性が浮上しているなかで、カマヴィンガ、チュアメニ、バルベルデに加えてベリンガムが揃えば、将来に向けて盤石な布陣が出来上がることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)