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長谷部誠の“評価急上昇”、フランクフルトを「3度救う」と現地注目 「傑出したビジョンを持つ」
長谷部と3バック回帰で不調立て直し成功、過去3度の成功事例に脚光
ドイツ1部フランクフルトに所属する元日本代表主将のMF長谷部誠は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のフランス1部マルセイユ戦でのパフォーマンスが絶賛されているが、ドイツ紙「ビルト」は「長谷部がフランクフルトを3度救う」と特集している。
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長谷部は今季開幕からわずか26分間の出場だったなかで、13日のCLグループステージ第2戦マルセイユ戦に出場。そのゲームでフランクフルトは長谷部を中央に組み込んだ3バックに変更すると、1-0の無失点勝利に大きく貢献した。
レポートでは「2018年、アディ・ヒュッター前監督は長谷部抜きの4バックでスタートしたが、カップ戦での敗退とリーグ戦での失敗を経て、長谷部とともに3バックへ戻すとUEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝に躍進した。2021年、グラスナー監督はディフェンスが不調を続けたため、3バックに戻したところで長谷部もベンチからピッチに戻った。彼の活躍で、フランクフルトはELの覇者になった」と、長谷部とともに3バックへ回帰してシーズン序盤の不調を立て直した歴史があると指摘している。
そのため、このマルセイユ戦が「3度チームを救った」タイミングだったということだ。そして「CLでこの日本人選手は、エレガントで、ボールのコントロールが巧みで、デュエルに強く、傑出したビジョンを持つというあらゆる場面でチームに魔法をかけた」と絶賛した。
クラブ取締役のマルクス・クレッシュ氏は「長谷部は怪物だよ」と、元ブラジル代表FWロナウドが異名をとった「フェノーメノ」のドイツ語にあたる単語で称賛しているという。
そして「グラスナー監督は、いつでも長谷部を中心にした3バックを使って相手を驚かせることができる」と、チームにとって重要なオプションであることを表現した。38歳になった長谷部だが、間違いなく一目を置かれる存在として輝きを放っている。