日本代表、守備のキーマンに浮上? グラスホッパー瀬古を招集、森保監督が評価「今回のグループに入っても活躍できる」

グラスホッパーでプレーするDF瀬古歩夢【写真:Getty Images】
グラスホッパーでプレーするDF瀬古歩夢【写真:Getty Images】

板倉滉が靭帯の一部断裂により離脱、守備陣に不安を抱える中で白羽の矢

 9月に欧州遠征を行う日本代表メンバーが15日に発表され、今年1月からスイス1部グラスホッパーでプレーしているDF瀬古歩夢が名を連ねた。負傷者の多いバックラインの中で存在感を発揮できるか注目される。

 日本代表の最終ラインに入り得る選手では、浦和レッズのDF酒井宏樹が先月のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメントで右下腿三頭筋(ふくらはぎ)の肉離れを発症して復帰したばかり。欧州勢では、ドイツのボルシアMGでプレーするDF板倉滉が左膝内側靭帯の一部断裂により離脱。イングランド・プレミアリーグのアーセナルでプレーするDF冨安健洋も、昨季からの負傷を引きずったことでプレー時間が伸びていない。

 森保一監督は酒井について「プレーできるだろうとこれまでもメディカルスタッフが確認してくれていた。試合に出られる、プレーできるめどは立っていると聞いた上で本人の状態を確認した」と話し、板倉についても「怪我の状態、これからどう回復していくか分からない部分はあるが、見通しで言えば本大会には治って選考対象になる状態だと聞いている」と話している

 一方で瀬古について森保監督は「新シーズンではレギュラーとして試合に出ている。移籍した時から、色々な部分で強く激しくインテンシティー高く戦う中で強さを身に付け、本来持っている、DFであるが攻撃の組み立ての良さも発揮できていると現地視察と映像確認で、今回のグループに入っても活躍できるだろうと招集した」と、期待している部分を話した。

 4バックがメインで戦っているチームだが、本大会に向けては3バックのオプションも考えられる。登録人数枠が26人に拡大されたことを鑑みても、オプション的な存在をメンバー入りさせる余地も生まれている。この9月のアピール次第では、瀬古がキーマンになる可能性もありそうだ。

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