「モドリッチと互角に渡り合えた」 セルティック旗手を英称賛、レアル戦でCL“上々デビュー”を高評価「謙虚なスター」

レアル・マドリード戦に出場したMF旗手怜央【写真:ロイター】
レアル・マドリード戦に出場したMF旗手怜央【写真:ロイター】

レアル戦でCLデビュー、昨季の王者相手に堂々たるプレー披露

 スコットランド1部セルティックの日本代表MF旗手怜央は、9月6日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節・レアル・マドリード(スペイン)戦で先発出場し、CLデビューを飾った。昨季の王者相手に見せた堂々たるプレーぶりに、現地メディアは「モドリッチやクロースと互角に渡り合えたことを証明した」と称えている。

 2017-18シーズン以来5シーズンぶりのCL本戦出場を果たしたセルティックは、ホームでレアルと対戦。前半をスコアレスで折り返したものの、後半にブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ベルギー代表MFエデン・アザールに得点を許し、黒星スタートとなった。

 敗戦を喫したものの、中盤で奮闘した旗手への評価は決して悪くはなかった。英地元紙「デイリー・レコード」では5選手と並ぶチーム2位タイの7点と高評価が付けられていたなか、スコットランド紙「The scotsman」は旗手を「謙虚なスター」と評して、CLレアル戦でのパフォーマンスを振り返っている。

 記事では、開始早々にスローインから受けたボールを、そのまま逆サイドへ展開するボレーパスで沸かせた場面に注目しつつ、モドリッチやドイツMFトニ・クロースといった名手とのマッチアップで動じなかった事実を引き合いに「セルティックの選手で、旗手ほど、このようなレベルの高い相手との試合に対する度胸と印象的なアプローチを体現している選手はいなかった」と指摘された。

 レアル戦ではMFカラム・マグレガー、MFマット・オリリーらとともに、中盤を支えていた旗手。この試合で19回のボール奪取に成功したことにも触れられ、「すべてがとてもスムーズだった。謙虚かもしれないが、旗手はモドリッチやクロースと互角に渡り合えたことを証明した」と、後半27分までピッチに立ったプレーぶりに賛辞を送っている。

 世界的なスターが揃うレアルとの一戦を終え、「多くのことを試し、自分のできることを少しは示せたし、あのような選手たちと対戦することで多くのことを学んだ。この経験をできる限り生かして、選手として向上していかなければならない」と語った旗手。自身のCLデビューでまずまずの働きを示したなか、さらなる躍動への期待が高まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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