ソシエダ久保建英の「幻想的な動き」 頭脳的なゴール演出を韓国絶賛「6人の守備網に亀裂を作り出した」
第3節エルチェ戦で1-0勝利、囮役となった久保建英に注目「視線を完全に引き付けた」
スペイン1部レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英は、現地時間8月27日に敵地で行われたリーガ・エスパニョーラ第3節エルチェ戦(1-0)で先発出場。囮役となる見事な動き出しでスペースを作り出し、決勝ゴールをお膳立てした久保に韓国メディア「MHNスポーツ」が注目し、「幻想的な動き」「6人の守備網に亀裂を作り出した」と称えている。
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開幕から3試合連続でスタメンに名を連ねた久保は、直近2試合と同じく2トップの一角で出場。ドリブル突破からシュートを放ち、あと一歩でゴールという場面を作り出すなど脅威を与えたなか、前半20分に生まれた決勝点の場面ではインテリジェンスにあふれる動きが光った。
スペイン代表MFマルティン・スビメンディが中盤でボールを持ち、攻撃のスイッチが入ったソシエダ。元スペイン代表MFダビド・シルバが前方斜めに横切る動きを見せた一方、それに連動して久保が前線からスルスルと後方へ下がる。シルバと久保のシンクロした動きによって相手の陣形が崩れ、中央にぽっかりと空いたスペースにスペイン代表MFブライス・メンデスが走り込み、冷静なフィニッシュでゴールを陥れた。
「日本と韓国の有望株、久保とイ・ガンインが得点を生み出す動きで所属チームの勝利を牽引した」と報じたのは韓国メディア「MHNスポーツ」。昨季、マジョルカで久保と韓国代表MFイ・ガンインは共闘しており、2人の働きに注目。現在もマジョルカに在籍するイ・ガンインは第3節ラージョ戦(2-0)で今季初ゴールを決めた一方、「ソシエダに移籍した久保も幻想的な動きで得点に貢献した」と伝え、次のように評している。
「久保はエルチェ戦の前半、相手守備を引き付けるオフ・ザ・ボールの動きで6人が守る相手の守備網に亀裂を作り出した。守備陣の視線を完全に引き付けた久保は、ブライス・メンデスにGKとの1対1のチャンスを提供し、決勝ゴールを作り出す大活躍を見せた」
現地時間9月3日の第4節で対戦するアトレティコ・マドリードは、久保が昨季ゴールを決めた相手。また、同8日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節でマンチェスター・ユナイテッドとも対戦するなか、久保のパフォーマンスに注目が集まる。