アーセナル冨安、復帰後の現地評価は? 2試合連続で約15分間プレーに“及第点”「代わりをしっかりと務めた」

アーセナルの日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルの日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】

ボーンマス戦、冨安は後半30分から途中出場して3-0勝利に貢献

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間8月20日のプレミアリーグ第3節ボーンマス戦(3-0)で後半30分から途中出場した。負傷から復帰して2試合連続で15分間のプレーとなったなか、現地メディアは冨安をどのように評価したのか。

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 開幕2連勝と好調のなかで迎えたボーンマスとのアウェーゲーム。アーセナルは前半5分、11分と立て続けにキャプテンのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールがゴールを決めてリードを奪うと、後半9分にはフランス代表DFウィリアム・サリバが左足な強烈なミドルシュートを叩き込んで試合の行方を決定づけた。

 終盤にはボーンマスもゴールに迫ったが、サリバ中心としたアーセナルのディフェンス陣がシャットアウト。今季2度目の完封勝利で、開幕3連勝を飾った。3連敗スタートだった昨季とは対照的なロケットスタートで暫定首位に立っている。

 そうしたなかで、冨安は前節レスター戦に続いて後半30分にDFベン・ホワイトとの交代で出場。2試合連続で約15分間のプレーとなった。負傷からの完全復帰に向けて事前に計画されていたプレー時間のようだが、その限られた出番のなかでも冨安は安定したパフォーマンスを見せた。英紙「ザ・サン」も採点で10点満点中の6点を付け、無失点勝利に貢献したとして及第点の評価を与えている。

「チェリーズ(ボーンマスの愛称)がプレッシャーをかけてくるなかで投入された。やるべきことは非常に多かったが、ホワイトの代わりをしっかりと務め、クリーンシートを確実なものとした」

 昨シーズンまでアーセナルの4バックは右から冨安、ホワイト、ガブリエウ・マガリャンイス、キーラン・ティアニーがファーストチョイスの並びだったが、今季はマルセイユへのレンタル移籍を終えて復帰したサリバがガブリエウのパートナーとして定着。負傷の冨安に代わり、センターバックからスライドしたホワイトが右サイドバック(SB)としてプレーしている。新加入のオレクサンドル・ジンチェンコが起用されている左SBを含め、顔ぶれが様変わりしている。

 そして、その状況でチームは3連勝と波に乗っているだけにポジション争いは昨季以上に厳しいものになりそうだ。コンディションを取り戻した冨安が再びレギュラーポジションを奪い返すことができるのか、注目だ。

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