バルサ、“ラストピース”のマンCシウバ獲得に残すはクラブ間合意のみ 移籍金は112~140億円の攻防か
バルサはデ・ヨング、デスト、デパイの売却を急ぐ
スペイン1部の強豪FCバルセロナは、イングランド1部マンチェスター・シティのポルトガル代表MFベルナウド・シウバを今夏のラストターゲットと定めているが、選手がバルセロナ行きを望むために、残すはクラブ間交渉の合意にあるという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
バルセロナは今夏にポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキやコートジボワール代表MFフランク・ケシエらの新戦力を獲得するも、リーグの定めるサラリーキャップ規定を満たせずに選手登録ができないでいた。しかし、バルセロナは将来的な放映権や子会社を売却することで資産を現金化して新戦力の登録に成功。そのうえで、さらにシウバの獲得を目指しているという。
シウバはバルセロナ行きを望んでいるため、個人的な年俸条件などに障害はないという。一方で問題になっているのは移籍金であり、シティはシウバを1億ユーロ(約140億円)を下回る価格では移籍させたくなく、バルセロナは8000万ユーロ(約112億円)以上は払いたくないというラインでの交渉になっているようだ。
さらにバルセロナは余剰戦力の現金化も急いでいて、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングについてイングランド1部チェルシーと交渉。さらに、アメリカ代表DFセルジーノ・デストとオランダ代表FWメンフィス・デパイも売却を望んでいるという。デパイに関しては、イタリア1部の名門ユベントスで個人レベルで合意すれば契約解除して年俸を浮かせることも視野に入っているとされる。
財政難とギリギリまで選手登録にすら難儀したクラブの動きとはにわかに思えないほどの積極的な補強策だが、現金化した資産をそのままシウバの移籍金につぎ込むことで交渉をまとめることができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)