残留か、移籍か 来夏に向けて注目集まるジェラードにマンCの指揮官が興味津々

リバプール指揮官は残留に自信

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」が、マンチェスター・シティ(マンC)のマヌエル・ペジェグリーニ監督は、リバプールの元イングランド代表スティーブン・ジェラードの獲得に乗り出すと報じた。
 
 イングランド代表の前キャプテンは来年の6月に契約が満了となる。だが、いまだリバプールと契約更新に合意していない状況にある。自身は、来季以降もプレミアでのプレーを望んでおり、場合によっては他クラブのユニホームを着ることになる可能性も示唆してきた。
 
 ペジェグリーニ監督は、来季35歳で迎えるジェラードの年齢問題について、短期契約を交わした36歳の元イングランド代表MFフランク・ランパードを引き合いに出し、懸念する必要はないと指摘している。
 
「私は年齢について一切考慮しない。考えるべきは、支払う金額と契約する年数だけ。しかし、ランパードやジェラードはトッププレーヤーであり、彼らはあと何年もその高いレベルを維持できる」
 
 ライバルチームのキャプテンに対し、賛辞を惜しまないチリ人指揮官は今後、リバプールとの交渉状況を注意深くチェックすることになるだろう。
 一方で、リバプールのブレンダン・ロジャーズ監督は、契約延長に自信を示している。
 
「悲観することは一切ない。私はスティービーの代理人とも話し合いの場を設けている。状況を説明するためにね。私は、われわれが目指すべきところに進むため、誰よりも彼を必要としている。彼は優秀なキャプテンだ」
 
 ジェラードに注視するマンCは、2日にホームで行われたマンチェスター・ユナイテッドとのダービーマッチを1-0で制した。リバプールの生きる伝説が、水色のユニホームを着る日がやってくるのか。その動向には、国内のみならず、世界中の耳目が集まるだろう。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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