「我々のプレーが良くなかった試合」 浦和に悪夢、負傷者続出で完敗…指揮官は状態説明「柴戸よりも平野の方が重い」

リカルド・ロドリゲス監督が負傷選手について言及【写真:Getty Images】
リカルド・ロドリゲス監督が負傷選手について言及【写真:Getty Images】

浦和は名古屋に0-3で敗れた

 浦和レッズは8月6日に行われた敵地でのJ1リーグ第24節名古屋グランパス戦で0-3の敗戦を喫した。リカルド・ロドリゲス監督は「我々のプレーが良くなかった試合」と振り返った一戦では、スタメンのダブルボランチがいずれも負傷交代。ここ3試合の公式戦で4人が試合中に負傷して苦しい状態に追い込まれた。

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 浦和はこのゲームに、リーグ7試合無敗の多くのゲームを消化してきたMF岩尾憲とMF伊藤敦樹のコンビではなく、MF柴戸海とMF平野佑一のダブルボランチで臨んだ。前半27分に1失点こそしたものの、そこまで悪いプレーをしていたわけではないところにまずは柴戸がアクシデントに見舞われた。

 前半29分、パスを捌いた柴戸はそのボールの先の選手にプレスを掛けようとしたFW永井謙佑に左後方から接触を受けて負傷。右首付近を抑え、一度は起き上がって約10分プレーしたもののベンチに交代を要求してハーフタイム直前に伊藤と交代になった。

 また、後半19分には敵陣左コーナー付近でMFダヴィド・モーベルグからのパスを受けた平野が、MF森下龍矢のスライディングを受けて負傷し、担架で運び出されて交代に。スタメンのダブルボランチをいずれも負傷で失った。

 浦和は7月30日のリーグ第23節の川崎フロンターレ戦ではDF酒井宏樹が相手FWマルシーニョの突破を阻んだ場面で左足を痛めて負傷交代。8月3日のルヴァンカップ準々決勝第1戦の名古屋グランパス戦ではDFアレクサンダー・ショルツがMF稲垣祥のシュートをブロックした際に稲垣と接触して負傷交代していた。そのため、ここ3試合の公式戦で4人が試合中にプレー続行不可能になった。

 ロドリゲス監督は「怪我の状態で言えば、柴戸よりも平野の方が重いだろう。前回のショルツや、その前の試合の酒井宏樹など、ここまでケガでの交代が続いている。こうしたことは、サッカーでは起こり得るアクシデントだと思う。そうしたこともあるからこそ、全員が良い状態でいられるよう、メンバー全員が良い準備をして最高の状態でいられるように整えていければ」と話した。

 一方で「相手のインテンシティーが高いプレーと、なかなかボールを落ち着かせられるピッチコンディションではなかったことも、球際が多く発生する理由の1つだったと思う」と、先月のE-1選手権で日本代表が使用した時にも指摘された豊田スタジアムのピッチ状態についても指摘した。

 浦和は今月後半からAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の東地区決勝トーナメントの試合も入ってくるが、それまでにどれだけの負傷者が戻って来られるか。センターバックではユースから昇格のDF工藤孝太、ボランチは流通経済大から加入のMF安居海渡といったルーキーも交えて乗り越えていく必要に迫られそうだ。

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