移籍上手のユーベもはまったロシアの罠 獲得合意後の値上げでベルギー代表MF獲得が急転破談に

エルナネスのジェノア移籍も煽りで消滅

 また、この移籍交渉の破談により、ジェノア行きが合意していたMFエルナネスの移籍も破談になった。エルナネスとジェノアも間接的にロシアの罠の被害を被る形になってしまった。

 日本代表FW本田圭佑もロシアのCSKAモスクワに所属していた時期に何度か移籍報道が出たものの、常に移籍金の高額さがネックになり実現しなかったとされている。結局、ミラン移籍は2014年1月に契約満了を待ってのものになった。

 ヴィツェルは1年前からビッグクラブへの移籍が取りざたされていたが、移籍金の高さがネックとなり移籍は実現しなかった。選手本人はユベントス移籍へ前向きで、英紙「デイリー・メール」はエバートンとチェルシーからのオファーを断っていたとレポートしていた。最終的にはすべてが破談に終わってしまった。今夏の移籍市場でもロシアのクラブとの交渉の難しさがクローズアップされた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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