バレンシアが移籍市場最終日に巻き返し! マンガラ、ガライの“DFダブル補強”に成功

マンガラはペップ・シティで構想外に。2選手の放出で批判が集まるなか、バレンシアが駆け込み補強

 ペップ・グアルディオラ新監督の就任によってポジションを失った実力者が、今季のプレー場所の確保に成功した。マンチェスター・シティのフランス代表DFエリアカン・マンガラが8月31日、スペインの強豪バレンシアに期限付き移籍することが決定した。

 マンガラはベルギーやポルトガルで実績を積み、2014-15シーズンにシティに加入。するとセンターバックの貴重な駒として、加入1年目はリーグ戦25試合、2年目の昨季は23試合に出場した。しかし、今季就任のグアルディオラ監督からは高く評価されず、開幕3試合で出場ゼロと構想外となっていた。

 そうしたなかで、開幕2連敗と不振に陥っているバレンシアは、ドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィをアーセナルに放出し、最終ラインの補強が急務となっていた。またバルセロナにスペイン代表FWパコ・アルカセルを放出し、批判が集まっていたが、マンガラに加えて、ロシアの強豪ゼニトからアルゼンチン代表DFエセキエル・ガライを獲得し、最終ラインを強化した。

 シティは今季、イングランド代表GKジョー・ハートをイタリアのトリノへ期限付き移籍で放出し、バルセロナからチリ代表GKクラウディオ・ブラーボを獲得するなど、最終ラインからパスをつなぐグアルディオラ監督の哲学に見合った人材の補強を進めている。その煽りを受ける形となったマンガラだが、スペインの地で強豪復活に貢献できるか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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