なでしこジャパン、中国戦ドローもE-1選手権2連覇&単独最多の4回目の優勝

大会2連覇となったなでしこジャパン【写真:徳原隆元】
大会2連覇となったなでしこジャパン【写真:徳原隆元】

中国相手にゴールを奪えず、0-0でフィニッシュ

 なでしこジャパン(日本女子代表)は7月26日にE-1選手権の最終戦、中国戦に0-0で引き分け。3試合を2勝1分で終えて大会2連覇と単独最多となる4回目の優勝を果たした。

 ほかの試合の結果により、ここまで2連勝の日本は中国戦に引き分け以上で優勝を決められる状況で試合を迎えた。前半からボールを支配した日本は、中国陣内でゲームを進める時間を長くして、奪われたボールも素早いプレスで奪回する攻撃的な試合を展開した。

 しかし、フィニッシュの精度には問題を抱えた。前半21分にMF長野風花がゴール正面からミドルを放つもクロスバーを越え、前半31分にはセットプレーの2次攻撃からDF宝田沙織がゴール前でヘディングシュートを狙ったが、これも枠外。ゴールを奪えないまま0-0で前半を終えた。

 後半に入っても、試合内容は日本が明らかに上回った。しかし、前半と同様に得点を奪う部分では後半6分にFW植木理子がカットインからシュートを放つもクロスバーを直撃。後半13分にはクロスをファーサイドで待ち構えたFW千葉玲海菜がシュートを枠内に抑え込めずと、具体的な得点チャンスを作りながらも仕留め切れない試合になった。

 日本を率いる池田太監督は後半20分にMF成宮唯を投入して千葉を中央にシフトする変化も加えたが、後半31分に成宮のシュートがわずかに枠外へ飛んだ。ラスト10分でスピードが武器のFW清家貴子も交代で送り込んだが、最後までゴールを奪うところだけが噛み合わなかった。

 多くのシュートを放ちながら決定力に課題を見せたゲームは0-0で引き分けたが、大会3試合を2勝1分の勝ち点7で終えた日本は前回大会に続く優勝を果たし、北朝鮮と並んでいた優勝回数も4回に増やして単独最多となった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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