「日本代表で一発屋の危機」「貢献なし」…森保ジャパンの最高点&最低点は? 英記者が中国戦のスタメン11人を採点

中国戦の先発メンバー採点【写真:(C)JFA】
中国戦の先発メンバー採点【写真:(C)JFA】

【識者の目】「森保監督の愛弟子は刺激を入れることができなかった」

 日本代表(FIFAランキング24位)は、7月24日に豊田スタジアムで行われたE-1選手権第2戦の中国戦(FIFAランキング78位)で0-0と引き分けた。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が日本のスタメン11人を採点。ホームで格下の中国を圧倒できなかったなか、サンフレッチェ広島の選手たちが軒並み落第点評価となっている。

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日本代表・中国戦の先発メンバー採点(10点満点)

【GK】
■大迫敬介(サンフレッチェ広島) 5点
静かな夜。中国がペナルティーエリア内に侵入せず、代表3試合目でほとんどボールに触れる機会なし。

【DF】
■小池龍太(横浜F・マリノス) 4点
横浜FMで同僚の宮市と右サイドのコンビで期待されたが、攻撃参加はほとんどなし。アピールなし。

■中谷進之介(名古屋グランパス) 4点
経験と脅威性ゼロの中国攻撃陣でトラブルは皆無だったが、存在感もほとんど示せず。韓国戦でもスタメンだとすれば驚き以外の何物でもない。

■荒木隼人(サンフレッチェ広島) 4点
アピール不足。空中戦で存在感を示す場面もあったが、すべては中国攻撃陣の脆弱性によるもの。

■佐々木翔(サンフレッチェ広島) 4点
キャプテン役を託され、時折攻撃参加を見せた。だが、森保監督の愛弟子はチームに刺激を入れることがまったくできなかった。

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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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