バルサMFデ・ヨング、バイエルン移籍? 現地メディアが“理由”分析…「可能性があるのは1クラブだけ」
バルサは深刻な財政難解消のため売却希望か、ドイツ王者バイエルンが新天地候補に
今夏の去就が注目されているスペイン1部FCバルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング。クラブ間合意が伝えられたマンチェスター・ユナイテッドへの移籍は拒否したと見られているなかで、25歳の司令塔を惹き付けるクラブがあるとすれば、ドイツ王者のバイエルン・ミュンヘンだろうと、スペイン紙「スポルト」が報じている。
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2019年1月にオランダのアヤックスからバルセロナへ渡ったデ・ヨング。シャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタなど名選手を輩出してきた名門クラブの中盤で新たな柱として大きな期待を懸けられた。
そんな司令塔が今夏の移籍市場で注目を浴びている。ユナイテッドやチェルシーなど複数クラブの関心が伝えられるなかで、バルセロナは深刻な財政難を解消するためにデ・ヨングの売却を望んでいる。
しかし、その一方でデ・ヨングはバルセロナ残留を希望。コロナ禍に延期された給与の未払い分も残っているうえ、残留の場合は大幅な給与カットが必要になるとされている。退団か減給かの二択を迫られている状況で、ユナイテッドへの移籍に関してはクラブ間合意との報道もあったが、デ・ヨングはイングランドでのプレーに関心はなく、代理人がオファーを拒否したとされている。
イングランド行きの線が薄れるなかでスペイン紙「スポルト」は、デ・ヨングを惹き付けるクラブがあるとすれば、それはバイエルンになると報じている。デ・ヨングと親しい友人であるDFマタイス・デ・リフトの加入が噂されていること、ドイツが母国オランダの隣国であること、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)での競争力を持っていること、そしてユリアン・ナーゲルスマン監督率いるチームのスタイルにプレースタイルに合うことなどを理由にデ・ヨングが移籍を考える可能性があると指摘した。
スペインのサッカー情報サイト「フットボール・エスパーニャ」もこの報道を受け、「フレンキー・デ・ヨングが今夏にバルセロナから移籍する可能性があるのは1クラブだけ」とレポートしている。
ただし、現時点でバイエルンがデ・ヨングの獲得に関心を示しているわけではないという。25歳の司令塔を巡る去就問題は複雑な状況だが、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)