神戸加入のMF飯野七聖、移籍決断の理由は酒井高徳とのマッチアップ 「アプローチの早さや圧を感じた」

鳥栖から神戸に加入したMF飯野七聖【写真:(C) VISSEL KOBE】
鳥栖から神戸に加入したMF飯野七聖【写真:(C) VISSEL KOBE】

飯野七聖は今季鳥栖でJ1リーグ16試合に出場

 J1ヴィッセル神戸のMF飯野七聖が7月15日、オンライン取材に対応。サガン鳥栖から完全移籍を決断した理由の1つに、元日本代表DF酒井高徳とのマッチアップで受けた刺激を挙げた。

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 国士舘大から2019年にJリーグ入りした飯野。当時J3所属のザスパクサツ群馬からキャリアをスタートさせ、翌20年にJ2昇格、続く21年にはJ1のサガン鳥栖移籍を果たし、着実にステップアップしてきた。

 今季も鳥栖の一員としてリーグ戦16試合に出場していたなかで、6月29日に神戸へ完全移籍。決断した理由の1つに、以前から交流のあった酒井との直接対決があったという。

「前期、サガン鳥栖の選手として全チームと対戦して、ヴィッセルが一番強かったというのが自分の肌感的にあった。その時にマッチアップしたのが酒井高徳選手で、それまで自分の特徴を生かしてどの試合でもチャンスを作れていたなかで、ヴィッセル戦だけは彼(酒井)のアプローチの早さとか圧を感じた。そういう選手がたくさんいるこの環境に身を置くことで、自分の成長につながると思ったのが一番の理由です。来る前からLINEでやり取りしていて、(移籍後も)いろんなことを教えてもらった」

 現在リーグ戦3連勝と調子を上げている神戸だが、最下位に沈む時期もあった。それでも、飯野は移籍するメリットを優先したという。

「移籍のタイミングの時は最下位でしたし、もしJ2に落ちたらとも考えた。ただ、その時点でそういう状況なだけで、ヴィッセルが本来そこにいるチームではないと誰もが答える。目先のことだけじゃなく、サガン鳥栖に残るよりも、ここ(神戸)でプレーしたほうが見られ方が違うと思った」

「代表に名前が挙がるような選手になりたい」と語った飯野。「並んでからのスタートなら誰にも負けない」とスピードに絶対的な自信を覗かせた一方、ポジションに関しては、こだわりはないと話す。

「右サイドならどこでもできる。サイドバックなら守備の対人もできるし、ウイングならより攻撃的にいけばいい。どんどん前に行って仕掛けてクロスを上げて、戦う。試合自体は1か月以上していないので、公式戦の強度になった時に(身体が)どれだけ動くか。一度潰れるまでガンガンやって、そこから上げていこうと思う」

 25歳の右サイドのスペシャリストは、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタら巨大戦力を有する神戸で活躍を誓う。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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