浦和、FC東京に3-0快勝 GK西川周作がJ1通算170試合無失点、元鹿島の曽ケ端を抜き最多記録

浦和GK西川周作【写真:高橋 学】
浦和GK西川周作【写真:高橋 学】

モーベルグが先制弾、後半にも伊藤、大久保が続く

 浦和レッズは7月10日のJ1第21節FC東京戦に3-0の勝利。6月の代表活動から中断明けのリーグ戦を5戦無敗とし、主将のGK西川周作はJ1通算170試合無失点の最多記録を達成した。

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 浦和はFW小泉佳穂をFW松尾佑介とのコンビで前線に起用。FC東京はFWディエゴ・オリヴェイラとFWレアンドロを前に置く4-4-2でスタートした。立ち上がりから浦和がFC東京の守備をかいくぐって前進し、カウンターにも切り替えの早い守備でフタをする良い展開に持ち込んだ。

 攻撃回数が多くなりながらゴールの決まらない嫌な空気もあった前半31分、浦和はFC東京のビルドアップに人数を合わせたプレスを仕掛けると松尾がボール奪取。そのまま左サイド側から一気に突破してラストパスを送るとMFダヴィド・モーベルグが難なく決めて1-0の先制ゴール。FC東京は前半終了間際に距離のあるフリーキックをMF松木玖生が狙うと無回転でブレたボールがゴールポストに当たる場面を作ったが、スコア以上に浦和の一方的な展開でハーフタイムを迎えた。

 FC東京のアルベル監督はハーフタイムにMF梶浦勇輝からFW紺野和也への交代で4-3-3にシフトした。しかし後半も浦和ペースは変わらずに迎えた後半5分、MF伊藤敦樹が20メートル強の左足ミドルを決めて2-0とリードが広がった。

 さらにFC東京は後半11分、敵陣でボールを追いかけたオリヴェイラが何もないところで転倒。そのまま担架で運び出されて負傷交代と厳しい状況に追い込まれた。

 攻撃の手を緩めない浦和は後半25分、モーベルグのヒールキックから途中出場のFW江坂任が走り込んでパスをつなぎ、逆サイドから中に詰めたMF大久保智明が今季の公式戦初ゴールを蹴り込んで追加点を奪った。

 今季の中でも有数の好ゲームを展開した浦和はこのまま3-0で勝利。西川は多くのピンチが訪れない展開ながら、後半20分にはレアンドロのミドルを見極めて弾き出すなど冷静なプレーで、最多タイで並んでいた元鹿島アントラーズの曽ケ端準氏の記録を更新するJ1通算170試合目の無失点で試合を終えた。

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