セリエA昇格組モンツァ、吉田麻也からの“返答”間近か 現地報道「イエスの返事を熱望している」
吉田は「まもなくクラブに返答する」とイタリアメディア言及
日本代表DF吉田麻也は、6月いっぱいでイタリア1部サンプドリアと契約満了を迎えるが、来季にセリエA昇格のモンツァが獲得を熱望。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では、強化責任者のアドリアーノ・ガリアーニ氏が「イエスの返事を熱望している」と報じている。
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吉田は2020年1月にイングランド1部サウサンプトンから出場機会を求めてサンプドリアに期限付き移籍し、翌シーズンからは完全移籍に移行して2年間プレーした。その契約が満了するタイミングとなった今、Jリーグのクラブなどが次のクラブの候補として挙がるなかで、モンツァからのオファーが明らかになっている。
モンツァは元イタリア首相でかつて名門ACミランの会長でもあったシルビオ・ベルルスコーニ氏が会長で、ミラン時代からの右腕ガリアーニ氏が強化責任者を務める。ジョバンニ・ストロッパ監督もミラン時代の1990年にトヨタカップに出場して国立競技場でゴールするなど、完全に黄金期のミラン派閥のチームと言える。
そのガリアーニ氏は、吉田の獲得を熱望。レポートでは「ガリアーニはストロッパに競争力のあるチームを与えたいため、吉田によるイエスの返事を熱望している。サンプドリアとの契約が切れる6月30日がまもなくで、真実の時間が近づいている。日本人DFはガリアーニから条件提示を受けており、まもなくベルルスコーニのクラブに返答する」と記されている。
昇格組とはいえ、ベルルスコーニ氏とガリアーニ氏のタッグがクラブを買収した2018年には3部相当のセリエCで戦っていた。そこから2年でセリエBへ昇格し、さらに2年でセリエA昇格とクラブは勢いと上昇気流に乗っている。11月には日本代表が出場するカタール・ワールドカップ(W杯)も控えるが、吉田は獲得を熱望するガリアーニ氏にどのような返答をすることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)