森保J、チュニジア戦出場全17選手「パフォーマンス査定」 ゴールの匂い&期待感あり…“4つ星”評価の2人は?
完敗のチュニジア戦、出場メンバー17選手を5段階査定
日本代表は6月14日、パナソニックスタジアム吹田で行われたキリンカップ決勝でチュニジア代表と対戦し、0-3で敗れた。10日のガーナ戦からメンバーを8人入れ替えて臨んだ一戦。6月シリーズ4連戦のラストは課題の山積みとなった。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
カタール・ワールドカップ(W杯)出場国の難敵相手に森保ジャパンの各選手たちはどのようなパフォーマンスを見せたのか。出場17選手を5段階評価(最高が五つ星=★★★★★)で査定した。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)
◇ ◇ ◇
<GK>
■シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)=★★☆☆☆
期待の”抜擢”だったが、結果で応えられなかった。DF吉田麻也がPKを献上して先制点を許した場面では「PKになる前に後ろから来ているとスライディングをやめさせるコーチングができた」と話す通り連係不足を露呈。2失点目もリードを許している場面で、悔やまれる連係ミスだった。
<DF>
■伊藤洋輝(シュツットガルト)=★★★☆☆
左サイドバックで先発。攻撃では同サイドのFW南野拓実をサポートしつつ、守備でも要所で素早くカバーに入った。4連戦通して初のA代表とは思えない堂々としたプレーで、森保ジャパンにとっては嬉しいサプライズ。1失点目につながるシーンでしっかりとクリアするなど、細かいミスを立て直していけば本大会への切符も見えてくるはず。
■吉田麻也(サンプドリア)=★☆☆☆☆
3失点に関与というディフェンスリーダーとして、主将として、残念な出来。後半10分、痛恨のPKを献上し、「シンプルに僕のミス。足を滑らせてはいけない」と猛省するも、やはり先制点を許す形としてはいただけなかった。2失点目もDF板倉滉、GKシュミット・ダニエルとの連係ミスから失点。攻撃陣が決め切れなかった面はあったが、4試合通して失点はミスがなければ防げた。W杯本大会に向けて鉄壁な守備陣の力をつけてもらいたい。
■板倉 滉(シャルケ)=★★★☆☆
4試合を通してパフォーマンス自体は悪くなく、最終ラインの戦力としてもある程度計算が立つことを示した。だが、最初の失点シーン、2失点目は声掛けで防げたはず。W杯でスタメン出場を狙うなら、この失点を生かして守備陣と連係を深めてほしい。
■長友佑都(FC東京)=★★★☆☆(→後半37分OUT)
ブラジル戦に続き、右サイドバックで先発出場。逆サイドへの展開や、1対1の対応など随所で光るプレーがあった。前半35分には、競り合いからFW伊東純也へパス。鎌田大地の決定機の起点となった。
■山根視来(川崎フロンターレ)=※出場短時間のため評価なし(←後半37分IN)
0-2から投入され、DF長友佑都に代わって右サイドバックに入った。攻撃の活性化を託されたが、チュニジア守備陣を打開できない展開で見せ場は少なかった。