「もっと怖い存在と認識させる」 三笘薫、悔しいブラジル戦から再出発…武器を磨くために必要なことは?

日本代表FW三笘薫【写真:高橋 学】
日本代表FW三笘薫【写真:高橋 学】

ブラジル戦では途中出場の三笘薫が取材対応

 日本代表FW三笘薫が6月9日、オンライン取材に対応した。10日にはキリンカップでガーナと対戦。6日に行われたブラジル戦(0-1)では途中出場し、およそ20分のプレー時間でも多くの反省を口にしていた。そのなかで、カタール・ワールドカップ(W杯)の本番に向けて一皮むけるため、「プレーの幅を広げる」ことが必要だと明かした。

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 日本は、ブラジル戦で立ち上がりからブラジルのハイプレスを受けて苦しむと、前半2分にはMFルーカス・パケタにゴールポスト直撃のシュートを許し、いきなりピンチを迎えた。それでも、時間の経過とともに、粘りの守備で対抗。前半をスコアレスで折り返した。

 後半も前半同様ブラジルにゴール前へ攻め込まれる場面は多くなったが、同13分に右サイドを突破したDF長友佑都のクロスからあわやというシーンも作り出す。それでも同30分、FWリシャルリソンにMF遠藤航が寄せたプレーがPKの判定に。これをFWネイマールに決められ、この1失点により敗戦となった。

 途中出場した三笘は1対1のプレーで沸かせるなどしたものの、得意のドリブルが止められるなど、FIFAランク1位の強さを痛感した面もあった。W杯まで約5か月と迫るなか、武器を磨くためには「プレーの幅を広げる」ことが必要だと話した。

「プレーの幅を広げるという一言だと思う。もっと相手に選択肢を与えて、もっと怖い存在と認識させること、シュートやドリブル、クロスの質とバリエーションだと思う」

 本大会ではドイツやスペインという強豪との対戦が決定している。三笘の”個”の力も日本の強みとなるが、その武器を磨き上げるためにすでに走り出しているようだ。

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