スアレス、欧州でのプレー続行を希望 オファー殺到…リバプール時代の同僚と再会も?
今シーズン限りでアトレティコとの契約が満了、来季の去就動向に海外注目
スペイン1部アトレティコ・マドリードに所属するウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、今シーズン限りでクラブとの契約が満了を迎える。5月15日に行われたリーガ・エスパニョーラ第37節のセビージャ戦(1-1)の試合後には退団セレモニーが行われ、号泣する姿が全世界に発信された。スペインの名門を離れることになるスアレスだが、今後も欧州でのプレーを希望しているという。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
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スアレスは、スペインのラジオ局「カデナ・セール」の番組「エル・ラルゲーロ」のインタビューに応じ、自身の胸中を明かしている。インタビュー内では、自身がアトレティコを退団すると知ったのは、前日にセレモニーを行うと知らされた時だったことなどを明かした。
今シーズンのアトレティコで、公式戦45試合に出場して13得点3アシストを記録したスアレスは、35歳になった今なお、多くのオファーを受けていることを明かしている。そして、年齢を重ねた選手が母国に帰ることが多い状況を認めながらも、自身は「競争力の高い」欧州でのプレーを続行する意思を示している。
自身の去就について、「誓って言うけれど、知らないんだ。信じてほしい。僕はまだ、来シーズン、自分がどこでプレーするのかを決めていない。たくさんのオファー、選択肢をもらっている。幸運にも決断ができる状況だ。全員の話に耳を傾けて、時が来たら決断を下す」と説明した。
そして、具体的なオファーについては、「アルゼンチンのクラブ、ブラジル、メキシコからも接触があったけれど、僕はもう一度、トップレベルの競争力のある場所で戦いたい。欧州でプレーすることだけを考えている。頭の中は、欧州だけだ。スペイン? もちろん、多くの結果を残してきたし、ここで築いたキャリアに誇りを持っている。いくつかのオファーももらった。でも、まだ検討をしているところだ。高いレベルで戦えるプロジェクトか、見てみたい」と、オファーのあるスペインに留まる可能性についても言及した。
スアレスのコメントからは、UEFA(欧州サッカー連盟)主催大会に出場できるようなクラブへの移籍を希望しているようにも捉えられるが、「デイリー・ミラー」はトルコのフェネルバフチェ、イングランド1部アストン・ビラも関心を示していると紹介。アストン・ビラに加入すれば、かつてリバプールでチームメイトだった元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード監督やブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョと再会を果たすことを指摘している。
これまでリバプール、バルセロナ、アトレティコとビッグクラブで結果を残し続けてきたスアレス。2022-23シーズンは、どのクラブで新たな冒険を始めることとなるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)