ムバッペ残留のPSG、“アイドル”ジダン氏の招聘は“白紙”へ 新監督候補にはレーヴ氏らビッグネーム多数
ムバッペを残留させる交渉材料として母国のアイドル・ジダン氏の招聘が噂されていた
フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)はマウリシオ・ポチェッティーノ監督の後任としてジネディーヌ・ジダン氏の招聘が噂されていたが、どうやらこれは実現しないようだ。
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レアル・マドリードへの移籍が確実視されていたフランス代表FWキリアン・ムバッペとの契約延長を5月21日に電撃発表し、世界中に大きな衝撃を与えたPSG。スペイン紙「AS」によれば、PSGのナセル・アルケライフィ会長はムバッペに残留を納得させるための交渉戦略の一部としてジダン氏の招聘を掲げていたという。ムバッペはフランスの英雄であるジダン氏が少年時代のアイドルだったことを公言している。
しかし、フランステレビ「テレフット」によれば、マウリシオ・ポチェッティーノ監督がチームを去るのは決定的だが、一方でジダン氏のプライオリティーはPSGではなくカタール・ワールドカップ終了後にフランス代表を率いることだという。アルゼンチン人指揮官の代わりにパリにやってくる可能性は低く、ムバッペとの師弟関係が実現することはないようだ。
ジダン氏が外れたPSGの新監督候補には、元ドイツ代表監督のヨアヒム・レーブ氏をはじめ、2020-21シーズンにリールをリーグ優勝に導いたクリストフ・ガルティエ監督(ニース)、ロベルト・マルティネス監督(ベルギー代表)、アントニオ・コンテ監督(トッテナム)、チアゴ・モッタ監督(スペツィア)、フレン・ロペテギ監督(セビージャ)と複数のビッグネームが挙がっている。
また、PSGではレオナルドSDの退任も決定的で、後任としてリールやモナコなどでSDを務めた経験を持つブラジル人のルイス・カンポス氏の就任が有力視されている。ムバッペという絶対的エースの慰留には成功したとはいえ、PSGは全く新しいチームへと生まれ変わることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)