冨安健洋、ユベントスが獲得に興味か 元伊代表DFの後継者と伊報道も“高額移籍”が懸念「市場価値は爆上がりしている」

アーセナルの日本代表DF冨安健洋【写真:AP】
アーセナルの日本代表DF冨安健洋【写真:AP】

ファン人気も高く「代わりの利かない『ガナー』」

 イングランド1部アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋に、わずか1年でイタリアに復帰する可能性が浮上している。イタリアメディア「カルチョメルカート」が、2シーズン連続でリーグ優勝を逃したユベントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、強い希望を持っていると報じている。

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 冨安は2021年夏の移籍市場最終日にボローニャからアーセナルへ移籍。開幕3連敗を喫していたチームで先発に抜擢されると、安定したパフォーマンスでレギュラーの座をつかみ取った。現在、アーセナルは来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いの真っただ中にいるが、右サイドバックを主戦場に、左サイドバックでも安定したプレーを見せている冨安が果たした役割は大きい。

 アーセナルで自身の居場所を切り開いた冨安だが、イタリアの名門ユベントスは、今季限りでクラブを退団する元イタリア代表DFジョルジオ・キエッリーニの後継者として、冨安の獲得を目指しているという。

 記事では、「移籍市場では数多くの選択肢があるが、ユベントスはアッレグリ監督のために、最善の代役を選択する見込みだ。日本人のセンターバックである冨安健洋は、監督にとっての理想的な存在だ」と紹介している。

 その一方で、「彼を売却した昨年の市場価格である2500万ユーロ(約34億円)からは爆上がりしている。ユベントスへの移籍は高額になるため、経営的にも負担となる。加えて、冨安はロンドンの人々の信頼と共感を勝ち取った。代わりの利かない『ガナー』となっている。そのため、わずか1年でのセリエA復帰の実現には、疑問が残る」と、実現には大きなハードルがあることを指摘している。

 世界屈指の名門から求められる存在となった冨安。アーセナルが来季のCL出場権を得ることができれば、アーセナル残留を選択する可能性はさらに高まることになりそうだが、加入時にリーグ最下位にいたクラブは、CL出場権を手にすることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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