ふくらはぎを痛めて途中交代のアーセナル冨安、アルテタ監督は“問題なし”を強調 「大丈夫」

アーセナルでプレーするDF冨安健洋【写真:ロイター】
アーセナルでプレーするDF冨安健洋【写真:ロイター】

後半32分に自らボールを外へ蹴り出し、ピッチに座り込む

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間5月1日に行われたプレミアリーグ第35節ウェストハム戦(2-1)で約3か月ぶりにスタメン出場。後半にふくらはぎを痛めて途中交代したが、ミケル・アルテタ監督は試合後に「大丈夫」を話したという。英紙「メトロ」が報じた。

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 冨安は両足のふくらはぎを負傷し、1月20日に行われたリーグカップ準決勝第2戦のリバプール戦(0-2)を最後に3か月以上の離脱を余儀なくされていた。

 リーグ戦では1月1日のプレミアリーグ第21節マンチェスター・シティ戦(1-2)以来となる先発復帰を果たした冨安は、これまでと同じ右サイドバック(SB)としてプレー。前半20分には、ウェストハムFWサイード・ベンラーマを相手に身体を張ったディフェンスを見せ、ペナルティーエリア内での攻撃をしのいだ。

 前半38分にセットプレーからDFロブ・ホールディングのヘディング弾で先制したアーセナルだったが、前半終了間際に左サイドを崩されて失点し、1-1で後半に突入する。

 後半9分にDFガブリエウ・マガリャンイスのゴールで勝ち越したアーセナル。アーセナルはウェストハムにボールを握られる展開をなんとかしのぐなか、後半32分に足を引きずり始めた冨安は自らボールを外に出し、ピッチに座り込むとともに、左ふくらはぎを気にする素振りを見せた。冨安は直後にポルトガル代表DFセドリック・ソアレスと交代している。

 データ分析会社「オプタ」の数値を基に展開するデータサイト「SofaScore」によれば、冨安は78分間のプレーでボールタッチ50、パス成功36本28本(成功率78%)、クリア3、インターセプト1、タックル3、地上戦デュエル勝利4回中4回、空中戦デュエル勝利数4回中2回、ポゼッションロスト10回を記録。ふくらはぎの負傷再発が懸念されるが、ベンジ記者がツイッターで伝えたところによれば、アルテタ監督は試合後、後半42分に退いたイングランド代表FWブカヨ・サカと冨安は「大丈夫」と語ったという。また、「メトロ」紙も「トミは長い間離脱していて、プレーを続けることができなかった」との指揮官のコメントを紹介している。

 約2か月半の長期離脱を経て、ようやく戦列に戻った冨安だけに、大事に至らないことを祈るばかりだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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