冨安健洋の復帰は時期尚早か? 英メディアで記者陣が“討論”「絶対にマスト」「彼にはまだ疑問がある」

アーセナルでプレーするDF冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルでプレーするDF冨安健洋【写真:Getty Images】

アーセナルの冨安健洋はハムストリング負傷で3か月以上離脱中

 ハムストリングの負傷から復帰間近と見られるアーセナルの日本代表DF冨安健洋だが、次節マンチェスター・ユナイテッド戦での復帰も時期尚早ではとの意見が上がっている。

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 冨安は今年1月20日のリーグカップ準決勝セカンドレグのリバプール戦でのプレーを最後に3か月以上欠場が続いている。チーム練習には復帰していると伝えられ、4月20日のプレミアリーグ第25節チェルシー戦(4-2)も伝えられていたが、実際はベンチ外だった。

 中2日で控えるマンチェスター・ユナイテッド戦が復帰戦となる可能性もあるが、はたしてそれは実現するのか。英メディア「フットボール・ロンドン」では冨安の復帰時期について記者陣による議論がかわされている。意見は分かれているが、まだ復帰には早いとの見方がやや優勢のようだ。

 トム・カントン氏は「今週末の冨安の復帰は絶対にマスト」だと主張。チェルシー戦で右サイドバックを務めたDFベンホワイトのパフォーマンスを称えつつも、冨安のほうが「よりハイレベルで、このポジション(右サイドバック)の厳しさにも慣れている」と冨安の重要性を強調した。

 また、同氏は前線の右サイドを務めるイングランド代表FWブカヨ・サカとの連係の良さも優れていることを挙げ、「トップ4入りを目指すアーセナルにとってポジティブ」とコンディションが万全であれば冨安をスタメン起用すべきと語った。

 そうした一方で、冨安の起用にはより慎重になるべきとの意見は根強い。ベイリー・キーオ氏は「冨安が完全にフィットしているならチームに組み込まれることも考えられる」としたうえで、「彼にはまだ疑問がある」と指摘。ユナイテッド戦は引き続きホワイトを右サイドバックとして起用し、現地時間5月1日のウェストハム戦が「復帰するための現実的な試合」とした。

 タシャン・デニラン=アルレイン氏も次節での復帰には疑問符を付けている。最後の出場となったリバプール戦で痛みを抱えながらプレーした冨安が怪我を悪化させたこともあり、「ミケル・アルテタ監督は慎重にならなければいけない」と念を押し、ウェストハム戦での本格復帰を視野に「ベンチ入りを検討し、(ユナイテッド戦の)試合展開が許せば終盤に何分か出場させる程度にするべき」と持論を展開した。左サイドバックのDFキーラン・ティアニー、中盤のMFトーマス・パーティら主力の離脱が相次いでいる状況なだけに、なおさら無理はさせられない状況だと語っていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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