「今でも君を誹謗中傷する」 フィーゴの“禁断の移籍”にバルサ時代の同僚が笑顔の恨み節

ストイチコフ氏が16年前のレアル移籍を掘り起こす

 1994年アメリカ・ワールドカップで得点王に輝いた経歴を持つ元ブルガリア代表FWフリスト・ストイチコフ氏が、かつてバルセロナで同僚だった元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴ氏のレアル・マドリードへの“禁断の移籍”について口を開いた。スペイン紙「アス」が報じている。

 ストイチコフ氏とフィーゴ氏は、バルセロナで共闘していたキャリアを持っているが、2000年にサッカー史に残る“禁断の移籍”が実現。フィーゴ氏はバルサの宿敵レアルの一員となり、今でもバルササポーターからは激しい憎悪の念を抱かれている。

 そんな両者がスペインのテレビ番組で共演した際、ストイチコフ氏が冗談半分に「バルセロナに行く時は今でも侮辱を受けるのかい?」と尋ねると、フィーゴ氏は「いや、してくるのは君だけだね」と、こちらもジョークを交えて返答。するとストイチコフ氏は「もちろんさ、私が君をバルセロナで見かけることがあれば、今でも誹謗中傷をすることになるさ」と、渾身の笑顔で締め括った。

 あくまで冗談交じりのやりとりに終始したものの、16年が経った今でも、“禁断の移籍”はバルササポーターだけでなく、戦友ストイチコフ氏の中でも確かな傷痕を残しているのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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