浦和が代表ウィーク明け3試合連続ドロー 新助っ人シャルク途中投入もFC東京相手にスコアレス
酒井宏樹が戦列に戻り、ボールを握るもFC東京を崩せず
FC東京が4月10日、J1リーグ第10節で浦和レッズをホームに迎え撃ったゲームは0-0で引き分けた。合流したばかりの新外国人FWアレックス・シャルクも途中投入した浦和は3試合連続の引き分けで、今後はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の戦いでタイへと向かう。
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FC東京は高卒ルーキーMF松木玖生が出場停止明けでスタメン復帰。一方の浦和は日本代表DF酒井宏樹が負傷から復帰し、MF柴戸海、MF小泉佳穂と前節がメンバー外だった選手がスタメンに入った。
序盤から全体的に浦和がボールを持つ時間が長くなるなかで、FC東京はFW永井謙佑のスピードを生かした速攻で対抗。双方ともにペースを握りかねて迎えた前半22分、浦和は柴戸からのボールをFWキャスパー・ユンカーが背後に流すと、そこにMFダヴィド・モーベルグが飛び込んでゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。際どい状況にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認も時間を要したが、そのままオフサイドの判定になった。
さらに、浦和は同33分にFW江坂任、同42分にはユンカーがゴール前での決定機を迎えるもシュートを枠に収めることができず、課題の決定力不足がこの日も顔を出してしまい、0-0のまま前半を終えた。
後半に入ると、FC東京は左ウイングにFWアダイウトンを投入し、攻撃はより縦に速い形を明確にした。浦和のリカルド・ロドリゲス監督も同18分にモーベルグに代えてMF松尾佑介を投入。すると、同21分には左サイドをスピードあふれる突破で切り裂いたが、ラストパスを出し切れずにビッグチャンスを生かせなかった。
浦和が押し込む時間が長くなるなかで、ロドリゲス監督はラスト10分で4月5日にチームへ合流したばかりのオランダ人FWアレックス・シャルクもJ1デビューのピッチへ。FC東京のアルベル監督もFW山下敬大を入れてゴール前への圧力を高めにかかった。
双方ともに最後までゴールを狙い続ける姿勢を見せたものの、決勝ゴールは生まれずに0-0の引き分け。浦和は代表ウィーク明けの3試合をすべてで引き分け、16日に開幕するACLの戦いに向けてタイへ乗り込む。
一方のFC東京は後半途中に負傷したDF渡邊凌磨が担架に乗せられたまま退場。状態が心配される。
(FOOTBALL ZONE編集部)