ペップ・シティに“太り過ぎ”禁止令! 「体重オーバーだと練習に参加できない」と仏代表DF証言

ジュース、ピザ禁止など厳しい食事制限も

「僕らはフットボールをするんだ。フィールドに立つ以上は責任を持たなければいけない。体重が60キロから70キロに増えたらプレーできないということを知っていなければいけない。そうすればケガをして、チームに迷惑をかける。とても重要なことだ」

 体重増加を防ぐため、厳しい食事制限も課されている。アスリートの健康管理はいかにも厳しいイメージがあるが、イングランドで長くプレーしているクリシーは「ジュースはメニューから外され、もちろんピザや胃がもたれるような食事は許可されていない。これが普通で、そうするべきと考える人もいるけど、長い間フットボールをしてきて、こうしたことが当たり前に行われて来なかったのは事実だと知っている」と語り、ペップほどの厳しいルールはフットボール界でも希少であると認めている。

 昨季のプレミアリーグを制したレスターでは、イタリア人のクラウディオ・ラニエリ監督がシーズン最初のクリーンシート(無失点試合)を達成した際、選手たちにピザをごちそうしたことで話題となったが、“ペップ・シティ”では絶対に起こり得ない光景ということになる。

 スペインが世界に誇る名将は、初挑戦のイングランドでも自身の哲学を貫いている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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