リーグ戦、CLの成績次第で監督交代へ レアル、後任候補にチェルシー監督が浮上

チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督【写真:AP】
チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督【写真:AP】

アンチェロッティ監督の後任にチェルシーをCL優勝に導いたトゥヘル監督が浮上

 スペイン1部レアル・マドリードは、リーガ・エスパニョーラ第29節を終えて2位のセビージャに勝ち点差「9」をつけて首位に立つ。しかし、20日に行われたFCバルセロナ戦で0-4の大敗を喫したこともあり、カルロ・アンチェロッティ監督の去就が不透明になっている。スペイン紙「スポルト」は、レアルは5人の監督を後任候補に挙げていると報じた。

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 レアルは昨年6月にアンチェロッティ監督と3年契約を結んだ。しかし、ホームで行われたクラシコで惨敗を喫したこともあり、来シーズン以降の去就は、リーグ優勝とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の成績次第になるという。

 フロレンティーノ・ペレス会長は、すでに5人の後任候補をリストアップしており、最有力は現在イングランド1部チェルシーを率いるドイツ人のトーマス・トゥヘル監督のようだ。

 現在、チェルシーはロシア人オーナーのロマン・アブラモビッチ氏がイギリス政府から経済制裁を受けており、クラブも一切の経済活動が行えない状況にある。そのため、トゥヘル監督はチェルシーとの契約が2024年まで残っているものの、レアルは交渉が容易になると理解している。

 ペレス会長は、昨シーズンのCL準決勝でレアルを破り、チェルシーを優勝に導いたトゥヘル監督の手腕を評価しているという。今季のCL準々決勝でレアルはチェルシーと再戦することになったが、この2試合の結果次第では、レアルのトゥヘル監督への関心が強くなる可能性がある。

 また、記事では現在リバプールを率いているユルゲン・クロップ監督、フランス1部パリ・サンジェルマンのマウリツィオ・ポチェッティーノ監督に加え、レアルの下部組織で指揮を執っているクラブOBの元スペイン代表FWラウール・ゴンザレス氏と元スペイン代表MFシャビ・アロンソ氏も候補に挙がっていると報じている。

 ライバルのバルサがクラブOBのシャビ監督の下で成果を収めているなか、レアルの監督人事がどうなるかにも注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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